出版社内容情報
小学四年生のクラスで突如流行りだした「植物占い」。クラスから一人、二人と姿を消す生徒たち。子どもたちの背後で蠢く大人たちの歪んだ欲望とは? 選考委員激賞の日本ホラー小説大賞長編賞受賞作!
内容説明
鬼畜でグロテスク、邪悪でインモラル。こんな世界を描いて、これほどみずみずしく切ない小説があっただろうか?真に待ち望まれていたニューウェーヴ・ホラー、ついに誕生!第8回日本ホラー小説大賞長編賞。
著者等紹介
桐生祐狩[キリュウユカリ]
1961年、長野県生まれ。高校卒業後上京。演劇活動をはじめ、戯曲を手がける。本作により第8回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koguma
31
初読み作家さん。まさかこんな内容だったとは…出だしから、なんだかいやーな雰囲気の小説だなあとは感じてたけど、まさかここまで後味が悪いとは思わなかった。弱者に対するいじめや差別もさることながら、話は途中から、狂気の沙汰になっていく。とにかくエグい話が読みたい人におすすめです。2015/11/15
ピップ
27
障がい者のいるクラスで、仲のよかった友人が失踪する話。なんか焦点が当てづらい話だった。誰がどういう立場かってのが曖昧なまま読み進めた感じ。理解力がないだけかもしれないけど^^; でも雰囲気とラストの展開は嫌いではない。実際に起こったら恐ろしい…けど、ありえないかなぁ。2023/02/20
犬こ
18
ここまでよく分からない小説は久々で、最後まで惰性な印象。書評で期待していたのだけど残念すぎました。評価は二分されるでしょう。ウムム。2017/04/08
ヒロくま
17
主人公の気持ちを追うように、前半は何故、どうして?が止められず、結局最後までどんどん読んだ。ホラー大賞とってた作品だったのね、久しぶりに読み終わった後グッタリ来たわ~。2014/12/10
そのぼん
14
青春ものを彷彿とさせる爽やかな表紙とは裏腹に、ドロドロのホラーでした。 なんとも後味の悪い作品でした。2012/05/31