タンポポの雪が降ってた

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048732741
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

乾いてせつない香納諒一の短篇世界。あのときも、こんなふうにして、タンポポの雪が降っていた…甘美な恋の思い出が交錯する表題作ほか、時を悼み、心の詩を奏でる珠玉の全七篇。

著者等紹介

香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒。91年「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞受賞。92年『時よ夜の海に瞑れ』(文庫版『夜の海に瞑れ』)で長篇デビュー。99年『幻の女』で日本推理作家協会賞受賞。『さらば狩人』『春になれば君は』『風よ遙かに叫べ』『梟の拳』『ただ去るが如く』『炎の影』と、多彩な筆致で数々の長篇を上梓している。短篇集には『雨のなかの犬』『深夜にいる』『天使たちの場所』『アウトロー』などがあり、現在もっとも期待される実力派の若手作家の一人
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

6
過去を振り返りそのときの自分の気持ちや状況を語る物語。過去に関わった相手にも同じだけの時が流れている。その時相手の気持ちはどうだったのか・・・自分を正当化するような言葉の裏には人の数だけ思い出があり気持ちがあることを匂わせている。歳月、不良の樹が印象的。2010/02/19

鈴と空

2
初めましての香納さん。初めましてにこれを選んだのは良かったのかどうか。どの話の登場人物にも裏切りや歪さや傷があるんだけど、それでもどの話もわりと低温な感じで。一番は『不良の樹』かな。その「ほろ苦い別れ」が。2011/08/02

あおけん

1
この方の作品を読むのは初めてです。タイトルと表紙に何となく惹かれて図書館で借りました。心にちょっとわだかまりがある人を題材にした短編集です。個人的には歳月と不良の樹が良かったかな。2018/04/22

はる

0
タイトルと表紙はとっても好みのど真ん中でした。2017/05/01

fukuokakomachi

0
2013年最初のレビュー。初めての作家さん。 一言で言うなら感想に困る短編集。読み終わっても取り立てて感想が浮かばない。 強いて言えば、作中、普通の小説にはまず登場しないマイナーな我が母校の名前が出てきたため、少し懐かしく学生時代を思い出した、というくらいか。2013/01/03

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