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出版社内容情報
美しき花嫁たちに導かれるエンデンブルク興亡史、登場!
「するぞ、結婚!」エンデンブルクの若き国王スレンは宣言した。人魚が制する海の国。エルフが治める森の国。そして強大な帝国。三国に囲まれた小国が繁栄するには政略結婚による持参金と商業同盟しか手段がなかったのだ。かくして娶った人魚のヴィアとエルフのエユランは、両国が誇る美姫だったが、種族間の確執により仲は最悪! しかも夫となったスレンにも頑なな態度で、夫婦円満には程遠く――。美しき花嫁たちと紡ぐエンデンブルク国の物語、開幕!
内容説明
「するぞ、結婚!」エンデンブルクの若き国王スレンは宣言した。人魚が制する海の国。エルフが治める森の国。そして強大な帝国。三国に囲まれた小国が繁栄するには政略結婚による持参金と商業同盟しか手段がなかったのだ。かくして娶った人魚のヴィアとエルフのエユランは、両国が誇る美姫だったが、種族間の確執により仲は最悪!しかも夫となったスレンにも頑なな態度で、夫婦円満には程遠く―。美しき花嫁たちと紡ぐエンデンブルク国の物語、開幕!
著者等紹介
水城みなも[ミズキミナモ]
『エンデンブルクの花嫁』にて第17回えんため大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
θ(シータ)
61
「……こんばんは、ご主人様。寂しい夜を過ごすご主人様をメイドが慰めに参りました」第17回えんため大賞《優秀賞》受賞作品。海の国から人魚のお姫様を、森の国からエルフのお姫様を嫁に迎える国興し異種族婚姻ラブコメファンタジー。ツンツンしているお姫様たちが次第にデレていく姿を綺麗に書いていくのは良かったのですが、もう少し何かが欲しかった気がしますね。個人的にはもう一波乱あっても良かったのではないかと思います。ページ数を考えると難しいかもしれませんが…最後は一巻で綺麗に纏まっていて満足でした。星3つ【⭐️⭐️⭐️】2016/12/29
よっち
31
人魚の海の国、エルフの森の国、強大な帝国に挟まれた小国エンデンブルクの若き国王スレンが、人魚とエルフの姫を政略結婚で娶り、その持参金と商業同盟で状況打開を目指す物語。長年の確執とあからさまな政略結婚にツンツンして張り合う人魚の姫ヴィアとエルフの姫エユラン。しかし優しく働き者のスレンの人柄や、暖かく迎えてくれた国民たちの想いに触れ、姫たちを侮辱した帝国と対決せんとするスレンと共に国民一丸となって立ち向かうストーリーは、分かりやすい王道展開ながら心に響くものがあって、スッキリとした読後感もとても良かったです。2016/03/28
ツバサ
21
近隣にある、人魚の海とエルフの森の両方の姫と政治的結婚をして国を立て直そうという話。内容としては王道な展開と各キャラの魅力で満足です。ただ、続くならプラスαで何か足さないと満足出来ないと思う。普通に面白いと思うか凄い面白いと思うかは次巻次第ですね。2016/04/05
サキイカスルメ
16
メイドさんが一番インパクト強かったんですが、それは……。小国エンデンプルグの王スレンが、人魚とエルフのお嫁さんを同時に娶るお話。メイドのフェンが強かったです、はい。王より先にヒロイン2人を懐柔するというね(笑)私はわかりやすいヴィアが好きかな。人工呼吸ネタは鉄板ですよね(そこか)ラブコメ眺めてたらいきなり戦争が始まったのには驚きましたが、読みやすく楽しかったです。あと戦う宣言をしたミリアムがとっても可愛かったです。2016/04/07
真白優樹
16
大国に挟まれた小国を治める青年が他国から異種族の嫁をもらい始まる物語。―――その結婚は新たな運命の始まり。ここ最近の新人賞の中でかなりうまい方でヒロインを魅力的に書けているのではないだろうかこの作品は。主人公も一見頼りないタイプかと思えばきちんと筋と芯が通ったタイプである許せない事には声を荒らげ大国であろうと立ち向かうという強さを持っておりこんな王様だからこそ国民はついてきて二人の姫様も絆されて嫁になったのだろう。その過程もとても丁寧に書かれておりとても魅力的である物語である。 次巻も楽しみである。2016/03/31