ファミ通文庫
放課後のアディリシア―百億の魔女語り外伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784047274679
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

カイゼル魔術学院を卒業すれば甲種魔術師になれて将来安泰。…のはずだったのに、どこにでもいそうな平凡顔と、操りきれない強力な実践魔術のせいでとほほな毎日を送るジノ・ラティシュ。そんな彼は、見た目はちんまりした美少女なのに、中身は変態的に乙種魔術オタクな『乙研』部長、アディリシア・グスタフと出会う。そして、珍妙だけど穏やかな彼女との日々が、彼を日常から遠ざけることに…。アルトの妹アディの過去を描く『百魔女』外伝登場。

著者等紹介

竹岡葉月[タケオカハズキ]
東京出身。『ウォーターソング』(コバルト文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

19
本編では多くを語られないアルトの妹アディ。序盤は研究熱心なだけのネクラで小生意気な女の子かと思ったら、そうでもない事が判明し、果てはかように可愛らしいイラストで美少女っぷりをアピールしてくれました。熱烈なシスコンであるところのアルトが見ている彼女と、学校でハチャメチャしながら生き生きと生きているアディを誰よりも間近からサポートしていたジノの、それぞれの視点で描かれるアディはギャップがありつつもどちらも可愛らしいと思った。主にド派手に兄妹げんかをする方向を見てみたい贅沢者は私だけでしょうか。2011/12/05

シュエパイ

10
あぁ、そっか。こんな風に楽しく愉快に学生生活を過ごしてきて。けれど思い上がりのその先に、報いを受けて、先生は消されちゃったのか。先生の奥さんと、おそらくは同じように。あぁ・・・。百億の魔女の、その背景が判ってなんだか嬉しかったり。お呪いしましょう、が一番魔女っぽくて好き。そうだよ、軽い気持ちで行っていたなんて、本当に全く言い訳にもなってない・・・!2011/09/11

KUWAGATA

5
ひゃくまじょのスピンオフ作品。だが、はっきり言ってこっちの方が面白いという皮肉(笑) 個人的にはEpi4の双子姉妹の話が好き。そして4巻への布石にもなっています。というか本編も含めて、真の主人公はやはり妹だったのだなあと。やはり日本という国において、妹という存在は最強なのだ(笑)2013/10/21

まさ

3
本編ではいけ好かないジノと、アディリシアの若かりし頃の話。書き下ろしの中編は彼女の行動の直接の動機が描かれている。 アディはミルトン先生を無責任に煽ったことを後悔してるけど、彼女の行動が兄の未来を大きく変えた遠因になってることを知ったときの心境はいかに。2011/10/23

無銘

3
本編の重要人物の割にあまり語られていなかったアディリシアの話。アディが可愛すぎる。なんだかんだで彼女のために尽くすことになるジノの気持ちがよく分かる。ジノはアルトとはタイプが違うが立派に主人公してる。しかし、こんな愉快な妹と不仲だったなんて、アルトは実に勿体ない奴だな。妹キャラといえばブラコンしかいない昨今で、ちゃんと兄以外のお相手がいるのは珍しい。次はまた本編らしいので、期待してます。2011/10/22

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