内容説明
実作と鑑賞とは俳句の両輪である。鑑賞が実作を鞭打ち、実作の努力が鑑賞の深さと楽しさを加えてゆく。芭蕉・無村から現代俳句まで、秀句の長所を明快に指摘して、俳句読解の喜びを堪能させる。鑑賞文学の白眉。
目次
子規秋句
表現としての俳句の面白さ―虚子『五百句』について
漱石俳句の明暗
芥川龍之介
蛇笏と山盧―蛇笏作品二、三について
飯田蛇笏の一句
近代作家鑑賞
水原秋桜子鑑賞
『長子』鑑賞
我侭な『鶴の眼』鑑賞〔ほか〕
著者等紹介
飯田龍太[イイダリュウタ]
大正9年(1920)、山梨県生まれ。国学院大学卒。昭和29年より「雲母」編集。37年、父蛇笏の死去により「雲母」主宰を継承。毎日俳壇選者となる。44年、第四句集『忘音』により読売文学賞受賞。56年、日本芸術院恩賜賞受賞。59年、日本芸術院会員に任命される。昭和51年より蛇笏賞選考委員(平成16年まで)。平成4年8月、「雲母」九百号をもって終刊。この間、俳句界に広く目を向け、多くの俊英を育てた
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