内容説明
年齢を重ねても、たとえ結婚していたとしても、異性とつきあうことによって人間は磨かれる。しかし実際は、ほんの火遊びのつもりだった関係が修羅場に発展してしまったり、恋から縁遠くなってしまったりといった、お粗末な例も多い。成熟した大人の男と女が、品格を忘れず愉しくつきあうための知恵を紹介する。
目次
第1章 大人の男の条件―作法
第2章 「男心」と「女心」はこういうもの―心理
第3章 その瞬間、恋が始まる―恋愛
第4章 照れずに少し触れてみる―性
第5章 「結婚」という名の大舞台で―結婚
第6章 二〇年連れ添ってわかること―夫婦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
54
興味本位で購入(笑)いくつになっても、既婚者でも恋をしたい70代の著者目線で書かれている。動物の本能としてオスは多くのメスと交わりたいし、メスは種の保存に適した特定のオスと交わりたい。本来は「大人の男と女」のつきあい方というタイトルになるべきなのだろうが、そこに生物学的性差があって、男の思うとおりに女性は付き合ってくれないのではないだろうか。2021/04/02
たまきら
16
読み友さんから。かなりワルなおじさまの色気に満ちた楽しいエッセイ集です。恋愛下手で、同じく恋愛よりは創作活動に時間を割きたい男性と結婚した自分には全く相いれないからこそ楽しめる本でした。こういう酸いも甘いも嚙み分けられる方とのんびりお酒を飲みたいな♡こういう男性といると女子度も上がると思います。私の周囲は思想や活動を楽しむ人が多いので、女子度よりは人間の思想度が高まる…それはそれで楽しいけど。2016/07/26
カニ
8
初「川北義則」さんでしたが、楽しく大人の「男女」の勉強!?ができました(笑)好みの女性とは「草食系」と接し・・・ここが勝負!となったら、「早食系」になろう!2016/05/12
がろんっ
1
色々ためになった2016/06/07
あいゆり
0
「不倫」といってしまえばそれまでだが、そんな男女の関係でも男なら通さなければならない筋というものはある。秘密の間柄とはいえ、身も心も通じ合った仲なのだ。 いつかは別れが訪れる恋愛なら、「粋な別れ」で終止符を打つのが男の器量というものではないだろうか――。遊び慣れた男性だから言えることばなのか。「粋な」どころか、完全に愛人扱いをして逃げ去り、あとは自らの保身しか考えない男にめぐりあってしまった自分がほとほと悔しくてならない2020/01/13