角川文庫 角川スニーカー文庫 竹田くんの恋人―ワールズエンド・フェアリーテイル

桜庭 一樹【著】

角川書店（2002/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 284p／高さ 15cm
• 商品コード 9784044281014
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

美少女ゲームの登場キャラ・キラシャンドラは、自分をプレイしてくれた竹田くんに恋をした！！恋を知らない水菜とともに、現実世界にやってきた二人は、さっそく竹田くん捜しをスタート！だけど行く先々で聞く彼の評判はてんでんバラバラ。悪人だったり、嘘つきだったり…。それでも一途に彼を想うキラシャンドラの、この恋の行方はどーなっちゃうの！？恋するゲームキャラが巻き起こすラブコメファンタジー、颯爽と登場。

著者等紹介

桜庭一樹［サクラバカズキ］
第１回ファミ通えんため大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。山田桜丸名義でゲームシナリオもてがける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヴィオラ]

ちょっと長い物語を読んでたので、軽めのラノベを。キラシャンドラという名前に反応して買ってた１冊。 ゲームの中のキャラクターが現実世界に転移してくるというのは（たぶん当時としては）新鮮な設定だったんじゃないかな？桜庭さんの本はほとんど読んだ事がないけれど、勝手なイメージとしてミステリーな人だから、証言者によってコロコロ変わる「竹田くん」が、らしい所かもしれない。 所々にどうしても古さを感じてしまう所もあるけれど（「爆発的なi-modeの普及」というパワーワードがw）全体としては結構好き。

2023/01/09

[佐島楓]

桜庭さん初期の作品。一筋縄ではいかない展開が、のちの桜庭作品を予感させる。みさくらなんこつ氏のイラストがどうにも電波系なので（最近はよく知らないが、こういう絵を描くかただよなぁと思い出した）、ある程度萌え文化に免疫がないと読みづらいとは思う。

2012/05/09

[紅]

桜庭さんのラノベ時代の作品。私が知っている、少女少女した桜庭さんとは別人のようでした。ギャルゲーのヒロインがプレイヤーに恋をして、現実世界を奔走する、という本当にラノベ然とした物語。普通に面白くはあったけれど、今の桜庭さんを知る身からすると、イマイチかも。そうそう、表紙があまりにもアレで外で読みにくかったです笑

2012/10/23

[ソラ]

美少女ゲームの登場キャラ・キラシャンドラは、自分をプレイしてくれた竹田くんに恋をした！！恋を知らない水菜とともに、現実世界にやってきた二人は、さっそく竹田くん捜しをスタート！だけど行く先々で聞く彼の評判はてんでんバラバラ。悪人だったり、嘘つきだったり…。それでも一途に彼を想うキラシャンドラの、この恋の行方はどーなっちゃうの！？

2010/10/20

[はるく]

20年ぶりとかに読みました。 iモード時代に、萌えの概念はもう頭打ちだったのだなぁ、などと、当時を思いながら笑。ギャルゲーキャラの恋愛観や、報われる事とは何かなど、軽い中にも桜庭一樹を感じたりして。 面白かったですね。

2025/07/05