角川文庫<br> 顔のない神々〈上〉

角川文庫
顔のない神々〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 444p
  • 商品コード 9784041446119
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1971年、夏。中近東を旅行中の久藤は“ひかりのみち教団”信者の女性から、彼女の息子淳一を捜すよう頼まれる。砂塵舞うアフガニスタンの荒野で少年を発見するが、彼は現地で“魔王”と呼ばれ忌み嫌われていた。それから2人の奇妙な旅が始まった。―公害企業主呪殺祈祷を行い逮捕された“教団”統理千装槐二郎は、獄中で国会議員海藤と会い、彼の巨大な謀みを聞く。一方、18歳の教団2代目教祖爽子は槐二郎の息子であった淳一と出会う。石油ショック後の混乱した時代に宗教界を統合し日本支配を狙う海藤の野望が燃える…。壮大なスケールで展開するSF幻代史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいちゃっぷ

5
宗教モノかと思って読むのをためらっていましたが、ちょっと違う。 1973年の石油ショックに端を発した歴史の転換。 日本は「いつか来た道」へ進むのか。 「ひかりのくに教団」はどうかかわるのか。 444ページ2012/07/12

goldius

2
見えない神でも見える神でもなくて、顔だけがない神!さすが天才の正紀である2008/11/20

0
Y-202007/03/12

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