内容説明
源平の戦いは、もはや平家のものではなかった―木曽義仲の侵攻で京を離れ、建礼門院や幼い安徳帝を擁した平家勢は西国にのがれ、福原の狭隘の地に鉄壁の陣を築いた。だが、源義経の率いる強力な軍勢に蹴散らされ、四国屋島の陣へと追いやられてしまった。この戦で平敦盛や薩摩守忠度らが戦死し、平家の力は著しく衰える。そして、ついに壇の浦の海で最期の決戦を迎えた。平家一門の華麗なる盛衰を描いた歴史大河ロマン「平家物語」全8巻ここに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y...
1
やっと最終巻まで読み終えました。改めて読んでみたが清盛の死後は物語としては面白くなかった。2020/08/20
マドレーヌ
0
平家物語読みきったぞ(いや分かりやすくしたのをですから威張れませんが…)。陰謀ばかりの後白河法皇や公家達は嫌いだが、かといって清盛や重盛、義仲や頼朝…といった武士の生き方もわたくしの心には響きませんでしたわ。いいなと思ったのは鞆絵(巴御前)や北条政子といった女達。特に鞆絵さんが素敵です。戦う女って美しいんだね。平家の男どもの戦いのシーン中心なのにこの結果…あぁ何か間違ってる。戦のロマンを理解できるのはいつであろう…。2014/04/25