角川oneテーマ21
「持たない」ビジネス儲けのカラクリ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 154p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041103111
  • NDC分類 335
  • Cコード C0295

出版社内容情報

資産を持たない人・会社が強い時代が訪れた!

かつては三種の神器と呼ばれたように、車や家を持つことが憧れだった時代もあった。けれど、天災の脅威や地価の下落、そして人口が減少していく、この日本で資産を持つことが今や大きな「リスク」になっている。

内容説明

個人も企業も「資産を持つ」ことがリスクになる時代がやってきた。知っておくべき「身軽さ」のメリット。

目次

第1章 マイホーム「購入」「賃貸」の論争に決着(「家を買ったら資産が残る」という幻想;初年度破綻も有り得る35年ローンの危険性 ほか)
第2章 資産を持つ企業VS「持たない」企業(個人以上に企業は変化の速さが求められる;保有するダイエーと保有しないイトーヨーカ堂 ほか)
第3章 世界的製造業は圧倒的に「持たない」(自社で製造しないのに製造小売業?;市場変化に迅速に対応する製造小売業 ほか)
第4章 日本で生き残る「持たない」企業(製造業のみならず音楽業界、ゲーム業界などでも資産を保有しない流れが;ゲーム業界はハードを売らなくてもソフトを流通できるようになってきた ほか)
持たない経営は私たちを幸せにするのか?―あとがきにかえて(国際分業が進化するなか、我が国で、モノ作りは、もはや不可能なのか?;日本では研究開発、マーケティングのみ、生産ラインは海外。国際分業はさらに進むのか? ほか)

著者等紹介

金子哲雄[カネコテツオ]
1971年4月30日生まれ。鉛筆からミサイルまで、あらゆるジャンルの流通過程を「五感」で追い続ける流通ジャーナリスト兼プライスアナリスト。1994年慶應義塾大学卒業後、株式会社ジャパンエナジー(JOMO:現・JXホールディングス株式会社)を経て独立。お金をかけずに売上・利益を高める手法を求めて、日本国内のみならず世界中の行列のできる店を訪問・取材。その経営ノウハウをわかりやすくルール化し、各種メディアで情報発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャトル

42
経済環境、消費者ニーズの変化のサイクルが非常に早くなっている現代だからこそ、個人も企業も資産を持つことがリスクになってしまう。市場変化に臨機応変に対応するためにも、土地建物などの不動産は賃貸に、最小限の人員のみ雇用しできる限り外注化し組織のスリム化を図るのがグローバル社会で生き残る術であると力説。土地建物を保有し、そこにお客を集めようとしたダイエーを「農耕民族型」お客という獲物を追いかけて次々に移動したヨーカ堂を「狩猟民族型」と評しているが、現在の両社の業績などを加味すると非常におもしろい表現だと感じた。2015/03/21

takaC

41
何かの判断の際にヒントになることがあるかもしれない。2013/02/28

おいしゃん

29
資産を持つというのは、個人にとっても、ビジネスにおいても動きが制限され、これからの時代にそぐわなくなっていくということがよくわかった。薄い割に、発見の多い本だった。2019/12/08

ふろんた

24
持ち家か賃貸かについては、結局は個人の意志だと思うが、家計を貸借対照表で表せば、資産と負債が膨らむ。だから、転職や起業を考えると足かせになる。その点賃貸は行動の制約は軽い。とはいえ、老後の賃貸暮らしは、生計を圧迫するのではないか気がかりではある。まあ、将来が予測できないからこそ、「持たない」ことがリスクの軽減にはなりますね。2014/04/21

ひろ☆

18
賃貸VS購入の持つリスク。確かにローンを組んだ場合の35年後の未来を、今の時代、見通しがきかないのは確か。個人でも企業でも、将来を見据えて、万が一の場合にも対応できるよう準備をすること。皆がするから、私もみたいな流れに乗るのは危険。持つにしても、持たないにしても、状況を踏まえた自分の考え。あとは肚を括る(笑)2014/06/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5443087
  • ご注意事項