角川文庫<br> エムブリヲ奇譚

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角川文庫
エムブリヲ奇譚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041037164
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



山白 朝子[ヤマシロ アサコ]
著・文・その他

内容説明

「わすれたほうがいいことも、この世には、あるのだ」無名の温泉地を求める旅本作家の和泉蝋庵。荷物持ちとして旅に同行する耳彦は、蝋庵の悪癖ともいえる迷い癖のせいで常に災厄に見舞われている。幾度も輪廻を巡る少女や、湯煙のむこうに佇む死に別れた幼馴染み。そして“エムブリヲ”と呼ばれる哀しき胎児。出会いと別れを繰り返し、辿りついた先にあるものは、極楽かこの世の地獄か。哀しくも切ない道中記、ここに開幕。

著者等紹介

山白朝子[ヤマシロアサコ]
2005年、怪談専門誌『幽』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

157
何とも妖しくて艶やかな雰囲気がいい!旅本を執筆しながらも尋常でない迷い癖がある和泉蠟庵とその荷物持ち耳彦が遭遇する摩訶不思議な出来事。その珍道中に滑稽さ感じつつ、いつのまにか死への誘い、生への執着やヒトの本性などに繋がり僅か30頁前後で集約される余韻が絶妙。両極端ながら、人を救うに重き置く輪廻が切ない「ラピスラズリ幻想」と生きるために愛しき物や必死の訴えを切り捨てるのが恐ろしい「〆」「あるはずのない橋」が印象的。途中ニヤリとする事実に気付き希望感じる「「さあ、行こう」と少年が言った」で最後飾るのにも満足♪2018/07/08

nuit@積読消化中

148
いや〜、面白かった!一編一編が本当に無駄がなく素晴らしい。かつ、恐ろしいの中に切なさなどもあり、それが絶妙に読後を不快感で終わらせないように仕上がっている。この作家さんの別名義の本も含め、実はまだ数冊しか読んだことがなかったが、これを機会にもっと読もう。表題作のエンブリヲなんかは絵ヅラで想像したら気持ち悪そうでも、読み進めるうちに可愛らしく感じてくる。あぁ、1点だけうぅ…小豆ちゃん…(号泣)。2017/05/30

★グラスハート★

105
2.0 乙一別名義作品。 旅本作家、蠟庵先生と荷物持ちの耳彦の道中記なんだが、迷子の達人蠟庵先生とろくでなし耳彦が徐々に怖い話に巻き込まれ、最後には少し緩和される話で終わるんだけど…。ただ、これがずっとループするような感覚がある。 私的には山白氏や中田氏作品より、乙一作品が好きかな。2019/02/15

アッシュ姉

96
読友さんの評判どおり、好みの世界観でとても面白かった。迷い癖のある螻庵と災厄を呼び寄せる耳彦が旅の道中、摩訶不思議な出来事に遭遇する怪奇幻想譚。朱川さんの雪華シリーズに乙一グロが加わった雰囲気で切なくてエグい。何といっても素晴らしかったのが、「ラピスラズリ幻想」。この話を何度も読み返したいがために手放せない一冊となった。白耳彦の「エムブリヲ奇譚」「顔無し峠」も好き。「〆」「あるはずのない橋」は黒耳彦にイラっときた。後半にいくにつれ残酷さが際立ってきたが、最終話がこれまた良かった。続編の文庫化が待ち遠しい。2017/03/22

hit4papa

84
旅本作者 和泉蝋庵シリーズ 第一弾。旅をすると必ず道に迷って、挙句、怪異な現象に遭遇する蝋庵と荷物持ちの耳彦の道中が描かれた9作品が収録されてます。現象に積極的に関与するでもなく、原因を究明し解決するでもなく、あるがままに不思議を体験する蝋庵と耳彦。危機的状況から逃げ出すのみという潔さです。主人公は道に迷う特殊能力?しか持ち合わせていないのが良いですね。語り手の耳彦のだらしない感もいい味を出しています。人間の胎児を拾う「エムブリヲ奇譚」、前世の記憶を持ちながら輪廻転生を繰り返す女「ラピスラズリ幻想」他。2023/08/16

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