幸せの王子

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  • サイズ B6判/ページ数 61p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784034210901
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

まずしい人びとの暮らしに苦悩する銅像の王子の愛に、とうとう命までささげてしまった小さなツバメの無償の愛を描いた傑作物語。   小学校高学年から

内容説明

旅に疲れたツバメが一夜の宿にえらんだのは、黄金色に輝く〈幸せの王子〉の像の足もとでした。ささげつくす小さな愛を描いたワイルドの名作を、もういちどやさしい絵をそえて贈ります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

森の三時

23
秋になると暖かな南の国へ旅立つのが燕の生まれ持った生き方だろうに。冬の燕という語感に、なんだか可哀想で悲しい気持ちになるのは、きっと子どもの頃に読んだこの物語の絵本の記憶のせいだろう。改めて完訳を読むと、王子のせいで冬になってしまい帰れなくなったと感じるか、王子を愛したから残ったと思えるかで、印象が変わります。人だって捧げる愛に落ちると通常の選択をしなくなることがありますもの。原題を直訳すると『幸せ(幸福)な王子』なのでしょうが、『幸せ(幸福)の王子』との訳の語感の方が好きです。 2017/10/28

ゆにす

10
絵本や紙芝居で割愛されている部分も読めました。よかったです。市長や市会議員の発言の醜いこと!2012/01/10

航輝

7
図書館本 ツバメの愛が… 最後にツバメ死んでしまうのはわかってても可哀想 やっぱりツバメは冬を越せなかった 王子の像の扱いが酷い2017/05/21

星野

6
実はしっかり読んだのは初。イメージしていたより辛辣な寓話だった。人間がとにかく醜い。王子様はちょっと病気っぽくて、対するツバメがいうことなすこといちいち可愛い。“「おまえはここに、ながくいすぎた。私はおまえを愛しているのだから、おまえは、私のくちびるに、口づけをするがよい」「ぼくがいこうとしているのは、エジプトではありません」ツバメはいいました。「ぼくは〈死の家〉にいくのです。死は、ねむりの兄弟だって、ちがいますか?」それからツバメは、幸せの王子のくちびるに口づけをして、王子の足もとに落ちて死にました。”2009/11/04

アキト

2
つばめの行動に涙が止まらなくなる2017/12/24

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