内容説明
「ねえ、おじいさん。おじいさんとぼくがともだちになったひのこと、おぼえてる?」「おぼえてるとも」「ぼくがもりでまいごになって」「そう、きみがもりでまいごになって、きみのかあさんがわいのところへやってきた」「かあさんがいったんだよね。わたしのぼうや、みかけませんでしたかって」。くまのおじいさんからねずみのほうやへおくることば。それは子どもたちへの心からの応援歌。詩人・木坂涼がきらめく一瞬をとらえた小さな5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
18
児童書。ねずみのぼうやと、くまのおじいさんの心温まる話。短いので、一人読みビギナーさん向け。ちょっと大人ぶりたいねずみのぼうやに、自分を重ね合わせそう。2019/09/29
mntmt
15
かわいくて、胸がくすぐったい。2018/05/31
おはなし会 芽ぶっく
11
ねずみの男の子とくまのおじいさんの友情。友だちは年代を超えますね。ねずみくんにかける、くまのおじいさんの言葉が温かく、素直にうなづくねずみくんも可愛いです。『 ともだち / さんぽ / おとまり / おじいさんのひみつ / ぼくとぼく 』2020/03/21
けんとまん1007
6
ともだち・・・とっても素敵な響きのある言葉。そうそう、友達になる第一歩は、相手を思いやること(^^)2011/01/30
はゆ
3
とてもかわいいおはなし。クマのおじいさんとねずみのぼうやはともだち。一緒にお散歩をしたり、お泊りをしたり、おじいさんのともだちの話を聞いて、ぼうやがやきもちを妬いたり。年齢や、種類を越えたこういうともだちがいるといいな。最後の、おじいさんのメッセージは、どういうことなのだろう?想像力を大切にってことかな。2015/04/28