世界一清潔な空港の清掃人

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023314665
  • NDC分類 687.9
  • Cコード C0034

出版社内容情報

【社会科学/経営】「現場は、自分の家だと思って掃除するんですよ」「使う人のことを思って、できることは、すべてやる」「心に余裕がないと、いい仕事ができません」……。世界一清潔な空港に選ばれた羽田空港を支える清掃職人、新津春子氏、魂の言葉。

内容説明

心を込めないと本当の意味で、きれいにできないんです。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で2015年最高視聴率、イギリスBBCほかで大反響。

目次

第1章 歩いてきた道(私たちも人間なんですよ。;今日より明日、明日よりあさって、いい生活をしたい、と思うでしょ。 ほか)
第2章 私の生きかた(人と比べるのではなく、私は自分と自分を比べます。;隠しても、いずれバレることなんですよ。 ほか)
第3章 仕事について(私は、清掃の仕事が大好きです。;ひとつひとつ、全部意味があるんですよ。 ほか)
第4章 家族について(「私、全国大会一位をとらないと、結婚しません」;どんなに二日酔いになっても、毎日、出勤前に一時間掃除します。 ほか)

著者等紹介

新津春子[ニイツハルコ]
1970年、中国瀋陽生まれ。日本空港テクノ株式会社社員。環境マイスター。17歳で渡日して以後、25年以上清掃の仕事を続ける。現在、羽田空港国際線ターミナル、第1ターミナル、第2ターミナル清掃の実技指導者。1997年全国ビルクリーニング技能競技会一位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

199
すごく可愛がっている知人の女性が、前職のアパレルを辞めて清掃の仕事を志すことになった。その志の尊さと一生懸命さに感銘を覚える。今、清掃の仕事をしながらビルクリーニングの資格取得を目指している彼女に言った。『どうせやるなら清掃業界のカリスマ目指せ❗』と。『わかりました!目指します❗』とその眼をキラキラさせながら答えた。その表情が輝いて美しく、イキイキして眩しかった。彼女にきっと役立つと思いこの本を手に取った。尊い!仕事に貴賤なしと言うがこうした陰ながら人の嫌がる縁の下の仕事を選ぶ人を心から尊敬します‼️🙇2018/12/05

けんとまん1007

61
新津さんの本2冊目。地元の中学校にお越しいただいたので、本当に、講演を聴きに行きたかった。そのあとの生徒の皆さんとの実技を交えた触れ合いや、生徒の皆さんの影響力の大きさを聴いて、ますます凄いなあ~と。そこにいたる厳しい環境のことや、その思いが綴られていて、改めて感じ入るものが多い。そして、一つ一つの言葉が重く、深い。それだけのものが、ここにはある。自分がやったではなく、やった仕事自身が評価されることが一番嬉しいということが素晴らしい。2016/11/17

はる

54
NHKの「プロフェッショナル・仕事の流儀」に出演されていた新津さん。どんな方か気になり、この本を手に取りました。素敵な笑顔が印象的ですが、中国残留児二世として中国で生まれ、中国でも日本でもいじめを受けたそう。でも彼女はめげなかった。常に前に進んできた。この本を読んで分かったのは、とても強い人だということ。中国で生まれたことで自然と身に付いた価値観なのでしょうが、この強さは今の日本人に一番欠けているものなのかもしれません。2016/04/03

G-dark

40
いつもニコニコしながら楽しそうに清掃をしているのがとても素敵。たとえ見た目が綺麗になっても、匂いがあればまだ完璧ではないので、徹底して清掃する、という姿勢が凄いと思います。綺麗であればあるほど、その空間を使う人が「せっかく綺麗だから、出来るだけ汚さないように使おう」という気持ちになりやすいので、新たな汚れを防ぐことも出来そう。清掃によって人の心まで綺麗にしていますね。この本には、特別な道具を使わず、自宅にあるもの(タオルなど)を使って清掃する方法が載っていて、自宅の掃除をする時の参考になります。2018/09/04

こうせいパパ

38
TVのプロフェッショナルでその仕事ぶりは見ていたが、この本では新津さんの人となりがよく分かる。そして色んなことに気付かされる。「心を込める」という言葉はよく聞くが、自分は心を込めて仕事ができているとは言えず、まだまだ甘いと痛感した。また、社長賞の賞金30万円全額でお菓子を買って皆に還元したというエピソード、これは素晴らしいと思った。新津さんの人柄が表れている。(自分にそんなことできるだろうか?)「何かができなかった自分から何かができる自分になることが重要で、それが喜び」という言葉が印象的だった。2016/10/10

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