朝日新書<br> 男と女は、ぼちぼち

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朝日新書
男と女は、ぼちぼち

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  • サイズ 新書判/ページ数 259p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735294
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

内容説明

男も、女も、年寄りも、人間は可愛げが大事。笑わせたり、心をやわらげたり、相手に届く言葉を多く持っているか。人生に行き詰まった時「まぁそんなこともあるな」と笑えるかどうか。人を愛し、恋することのできる「やさしみ」と「ユーモア」のある大人になるために―人生のプロが、男と女、人と人とのつながりを語り尽くす一冊。

目次

第1部 ぼちぼち対談(夫婦を詠む(時実新子)
愛する伴侶を失って(永六輔)
「あの頃」の正月、「あの頃」のわが家(伊集院静)
人は老いて豊饒になる(山田太一)
人生の「あらまほしき」を探して(川上弘美)
「ぼちぼち」の豊かさ(小島ゆかり)
男から学んだこと、女から学んだこと(沢木耕太郎))
第2部 講座「日本人の恋愛美学」(日本恋愛史;「やさしみ」と「ユーモア」)

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。64年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞。87年『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞、98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞。2008年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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優希

86
恋愛についての男女のぼちぼちを語っています。対談、講演をまとめたもの。恋愛のユーモアな部分を切り取っている面白さと、おせいさんの優しく大らかな人柄が伝わってきました。より良く生きるための道を教えられたような気がします。2016/08/12

おばけりんご

15
作家の田辺聖子さんが、雑誌で対談やエッセイ、大学などで講演をした話をご自身が編集した本です。田辺さんは、博識で深い人ですが言葉が平易で面白いので話がすっと入ってきます。心に響いたのは、出来が悪い子を持つと子供を持っている人達のエラさがわかる、若い時、綺麗な子は綺麗なりに可愛い子は可愛いなりに誰もがみな悲壮感が漂ってるように見えるのは自分の持ち上げ方、ヨイショの仕方、騙し方を知らないからじゃないか、やさしさは想像力であるでした。日本にもこんなモダンで知的な女性が居てくれて物語を紡いでくれた事を感謝したいです2013/11/30

秋良

10
夫婦や恋愛をテーマにした対談および講演をまとめたもの。私はあまり「男は」「女は」という考え方は好きでないし、脳に性差があるというのも疑わしいと思ってるんだけど、なるほどと思うところもあった。夫婦は一種の外交とか。恋愛はコスパ悪いって言う人もいるし、日本に自由恋愛の風土が根付く日はまだまだ遠い。2019/06/30

ペンギン伊予守

4
老人力すごいと思ったら、中年の頃の講演だったりして、魂が震えた。2014/08/09

hisakodosu

3
優しい気持ちになれるコツが田辺聖子さんの小説にはあるように思う。2014/05/24

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