内容説明
漁港の酒場、オンニ(おねえさん)の歌に聞き惚れ、ホンオ(エイ)を肴にマッコルリを飲む(黒山島)。日本の戦後の闇市の雰囲気漂う裏通り(千戸洞)。牛市場を見て、韓牛の臓物とモヤシたっぷりのクッパプに舌鼓を打つ(咸平)…。本当の韓国の姿を知りたければ目抜き通りを一歩、路地に入りなさい。名も知られぬ田舎を、歩いてごらんなさい。人情旅、ときにはコンドレマンドレ(酔いどれ)のディープな韓国紀行。
目次
第1章 ソウルから遠く離れて(黒山島(全羅南道)エイと少女と波市の残影
統営(慶尚南道)日本ゆかりの居酒屋
青鶴洞(慶尚南道)韓国の理想郷
舎北(江原道)黒い黄金時代と豚焼肉)
第2章 路地裏の迷宮(釜山(慶尚南道)郷愁の酒場巡礼
千戸洞(ソウル)ガイドブックに出ていない下町散歩
永登浦(ソウル)漢江の向こう側)
第3章 土と草の香り(咸市(全羅南道)夜明けの牛市場
楽安邑城民俗村(全羅南道)心癒されるワラぶき屋根の村)
第4章 韓国の中の異郷(安山(京畿道)国境のない町
議政府と東豆川(京畿道)部隊鍋の発祥地を歩く
青湖洞(江原道)故郷を失った人々の村)
著者等紹介
鄭銀淑[チョンウンスク]
紀行作家。1967年、韓国・江原道生まれ。世宗大学院・観光経営学修士課程修了後、日本に語学留学。現在、ソウルで執筆・翻訳活動。アサヒコム国際ページでコラム「スパイシー!ソウル」連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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