朝日新書
朝日vs.産経ソウル発―どうするどうなる朝鮮半島

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731203
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

内容説明

緊張と混迷深まる朝鮮半島。この、一筋縄ではいかない隣人たちとどうつきあっていくべきなのか。「朝日」と「産経」。立場も主張も正反対のウォッチャー2人が大激論。北朝鮮核開発、歴史認識、従軍慰安婦問題、反日感情、韓国歴代政権の評価、韓流ブーム…。はたして両者の間の「バカの壁」は崩せるのか。

目次

第1章 朝日と産経(朝日的なもの、産経的なものとは何か;日韓問題は「日日問題」である;朝日の社説のここが気になる)
第2章 日韓ナショナリズム(歴代政権をどう見るか;竹島・独島問題;韓流ブームとナショナリズム)
第3章 北朝鮮(日朝関係に出口はあるか;朝日新聞と黒田記者の自己批判;支援と対話か、圧力か)

著者等紹介

黒田勝弘[クロダカツヒロ]
産経新聞ソウル支局長。1941年生まれ。京都大学経済学部卒。共同通信を経て、89年から現職。92年ボーン・上田記念国際記者賞、2005年菊池寛賞受賞

市川速水[イチカワハヤミ]
朝日新聞前ソウル支局長。1960年生まれ。一橋大学法学部卒。香港特派員、社会部次長などを経て2003年から06年までソウル支局長。現在は編集局で外交問題を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たか。

5
左の朝日と右の産経。異なる立場の記者が対談したらどうなるのか、興味本位で読み始める。結構共通している部分もあったけど、そうでない部分の方がはるかに多かった。個人的には朝日新聞の主張には賛同出来ない事ばかり。韓国や北朝鮮にいつまで謝らなきゃいけないの?って思います。2015/09/30

Naota_t

1
★3.3/朝日新書による朝日と産経のソウル支局長の対談。正統派な”喧嘩”が繰り広げられており面白い。お二人とも数十年韓国に住んだ個人で、会社の看板を背負っている身。ポジションもある意味では慎重だ。近年は目立った反日政策は見られなくなったが、外交カードに使うため(心理的・道徳的優位に立てる)、この先も靖国・島・教科書・慰安婦がゼロになることはない。また、半日デモの不都合な真実も面白かった。派手なデモはプロ集団の約10人で毎回実施され、終わればシャンシャンと解散される。メディアや警察も扱いに困っているとか。2022/05/04

undine

1
2006年初版。いろいろわかってきた現在から当時のことを評するのは卑怯かもしれないが、黒田氏の分析の方がやはり深い。一方、市川氏の見方は青臭い印象が抜けきらなかった。 もっとも、黒田氏の見通しの通りにその後の状況が進んだというわけではない。北朝鮮の問題は改善しておらず、韓国は経済発展しても反日がひどくなっている。 様々な出来事を経て、韓国、北朝鮮とその国民に対する幻想や期待は、日本ではあらかた霧消してしまったと思われる。 これから朝鮮半島に関しては、実事求是、是々非々で冷静に向き合うべきだと考える。2020/06/01

koishikawa85

1
なかなか面白かった。ただやはり黒田さんが格上との印象はぬぐいがたい。2014/10/19

えのもと

0
今日は6月25日、朝鮮戦争(韓国では韓国戦争、北朝鮮では祖国解放戦争)に図らずも朝鮮半島をテーマにした書籍を読了。2006年に発行されたものなのて、今読むとどちらの主張が正しかったのか、今でも答えが出なかったのか分かるのが面白い。2020/06/25

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