目次
第1章 母親である前に市長の顔が
第2章 机上の空論だった防災計画
第3章 絶望感に襲われる救助作業
第4章 行政という目に見えない壁
第5章 近代都市であるための弱点
第6章 全国初の女性市長誕生まで
第7章 復興をめぐるさまざまな思惑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
9
◆1995年4月30日朝日新聞社刊(ASAHI NEWS SHOP 12)。著者は1954年生のフリーライター(当時)、『週刊朝日』などに寄稿。◆阪神・淡路大震災当時、芦屋市長だった北村春江(1928-2022、当時57歳)の、震災直後から約3か月の動きを追ったルポ。弁護士の北村は、1991年に無所属で立候補し、現職を破って当選。震災後・1995年6月の市長選でも連続当選し、以後2003年まで市長を務めた。◆「地震から二日がたった19日、芦屋市内には、62カ所の避難所が設けられ、そこに二万を超える市民(続2024/01/24