出版社内容情報
貴族ヴァンデルド公爵を仕留めたヴィンス、バリィら7人は、ヴァンデルドの臣下から仇討ちを果たさんと狙われていた。山岳にそびえる「イズガラトンの砦」──避難所が戦闘用に改造されたこの場所で、Dも7人の仲間に加わり、今、激しい攻防が始まる。
内容説明
ヴィンスらイシュナラの村人7人は、貴族ヴァンデルド公爵を滅した。その仇討ちでヴァンデルドの臣下に追われる7人は、山中の旧き要塞イズガラトンの砦に立てこもり、Dも彼らの助太刀をすることになる。貴族軍は様々な奇襲を仕掛け、7人も砦に残された武器を使い抗戦するがやがて…。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー後、“吸血鬼ハンター”“魔界都市ブルース”“妖魔戦線”“魔界医師メフィスト”シリーズ等を精力的に執筆。日本推理作家協会会員。SF・ホラー映画愛好家としても有名である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
40
シリーズ38作目にして冊数では51冊目。物語の過程で籠城という流れはこれまでもあったが、砦に立て籠もっての籠城戦が主題になるのはシリーズ初。最近のこのシリーズにしては『よくできました』。砦に立て籠もる7人の男女とふたりの逃亡者に加担するD。断崖の上の砦に立て籠もるとはいっても、我らが超絶主人公はひょいと敵陣にちょっかいかけるわ、必要な品があればさらっと貴族の城まで出向くわ、心臓を貫かれても左手さんの蘇生があるから心配無用はもはやお馴染み。それでも砦という限定された空間が舞台だけに今回はまとまってた方か。2021/03/14
しゃお
23
〈吸血鬼ハンター〉シリーズ38作目。かつて討った貴族の臣下から仇討ちで狙われている7人とDの共闘が描かる中、貴族もどきの女性の治療についてその行方が描かれます。今回はDに対して「もしや…あなた様は」とのセリフが何度も聞けるのがちょっと嬉しいかも(笑)。とはいえ、それ以上の事は例によって語られず。そして強敵との死闘も気が付けば一瞬で終わるのもいつもの通り(笑)。けれども今回は左手の活躍場面が多いので左手さんのファンには嬉しいでしょうし、ラストに残る寂寥感も良かったですね。2021/02/20
ひょろ
2
登場人物が多すぎて追いきれない。作者も苦労するはずだ。2021/06/10
中島直人
2
読了。あと二冊で40か...2021/03/28
Ooka
1
あなた様は。。。あと何年続くのだろうか。。2021/04/10