内容説明
F1グランプリは、各国各様である。イギリスはストイックに、フランスは枠に、イタリアは陽気に、ドイツはあくまで手堅く、というように。そして、そのすべてを集成して観せてくれるのがモナコである。他は地方巡業…。グランプリは、誰がなんといおうとヨーロッパの貴族文化なのだ。
目次
1 芸術家肌のF1ドライバー―ネルソン・ピケ
2 F1ドクター―シドニー・ワトキンス博士
3 船上の観客たち―実業家アデリオ・ベルナスコーニ一家
4 トップ・レーサーの妻たち―パトリシア・ブーツェン/ステラ・グージェルミン
5 ベネトン・チーム・マネジャー―ピーター・コリンズ
6 グッドイヤーPR担当マネジャー―バリー・グリフィン
7 車イスの元F1ドライバー―クレイ・レガツォーニ
8 無冠の帝王―スターリング・モス
9 魔法の右足を持つ天才レーサー―アイルトン・セナ
10 マクラーレン・ホンダのハイテク・ボーイズ―大星啓介・小松康幸・矢野政利
11 名門チーム・ロータスの悩み―ジャーナリスト=ジェラール・クロムバック
12 神業のタイム・キーパー―アン・ボアナール夫人
13 グランプリ・アナウンサー―マリー・ウォーカー
14 常勝マクラーレンのアキレス腱―監督ロン・デニス
15 ホンダ総監督の秘策―後藤治
16 チェッカーフラッグ・ダンディ―グレン・ディクス