白光

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白光

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022577214
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

あの夏、死んだ少女のために―。家族の交錯する思惑と、悪意が招いた「救いなき物語」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美雀(みすず)

41
読メさんの紹介。普段、ミステリ―ものを読まない私にとって濃すぎる内容でした。ミステリ―というよりも心理ドラマかな?いろいろ視点が変わって面白いと思います。高度なミステリ―小説読まれてる方にはどんなかな?2014/03/17

なつ

25
あまりにも大人が勝手すぎる。保身もいいとこ。読んでいて、自己愛が精神的に重くなった。全ての告白が「言い訳」にしか聞こえなかった。犯人はわかっていて、それでも何かしらの形で少女の死に関わっている登場人物たち。何かひとつでも違った方に向かっていれば、きっと違う結末が待っていたと思う。ただ物語の筋としては面白かった。だけれど読むには読み手の気力がいるかも。どちらにせよ、私的には「面白かったー!!清々しい!!」とはならなかった。2015/06/20

yoshimi

23
闇は全てを飲み込み見えなくするが、光は全てをさらけ出しそして燃え尽くす。様々な人物の独白で物語が進んで行き、その度に新たな真相が明るみに出る。けれどその真相はまた次の独白で燃え尽くされ、新たな別の真相がさらされる。構成、タイトル共に練りに練られた作品。全体的に重い雰囲気なので、好き嫌いは分かれるかもしれない。私はもちろんこういうの好きです(笑)。2014/12/17

Shinobi Nao

19
初読みの作家さん。序盤はとっつきにくい感触もあったが、いつしか物語に引き込まれていた。ただ、目線がころころ変わるのと、同一人物でも一人称と三人称が入り混じっているので違和感があった。意図的なのだとしたらやめた方がいいと思う。それにしても、罪のない少女が周りのエゴによって命を奪われるというなんとも酷い話。実際に手をかけたのは誰か、最後に息を止めたのは誰かというのはもはや論点から外れる。兎に角エゴイストな面々には腹が立つよりも「可哀想な人たち」という憐れみに似た気持ちで読んだ。、2016/09/05

10
登場人物のそれぞれの視点から話が進み、二転三転していく。誰が少女を殺したのか…。でも少々まどろっこしくてイライラした。一気読みしないと、何が何だかわからなくなり戸惑って何度も戻って読み直した。誰も救われない悲しいラストにしんみり切なくなった。2015/11/13

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