内容説明
愛・献身という「人間的な」性質だけでなく、暴力・差別などの「非人間的な」側面をあわせ持つ人間。この予盾に満ちた性格はどこから来たのだろうか。最新の科学の成果をもとに、「人間性の起源」を解きあかす、待望の書。
目次
11 支配、そして服従
12 カイニスの略奪
13 適応への戦略
14 ビッグガイ
15 ヒト、チンパンジーに出合う
16 人間の倫理、類人猿の秩序
17 奢れるものよ、目覚めよ
18 マカク類のアルキメデス
19 人間とは…
20 内なる動物
21 忘れられた祖先の影
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イノ
13
下巻。類人猿から人の起源を探る。性の話が多い。あんまり記憶に残っていない。2018/01/28
nomnom
1
哺乳類、類人猿の例を示して延々と性のはなしが書かれています。性の不思議さを知るにはいいですね。しかし、「ズッカーマンは、サルや類人猿の研究からは人間の本性や進化についてはほとんど何も学ぶことができない、と一貫して主張している。」そうなのかもしれません。ただ、それら研究によって気付きは得られる可能性があると思います。現代人のアンバランスさ、晩婚化、少子化、草食系男子等々問題はまだ解明されていない性の不思議な仕組みによるものかもしれないと考えさせられました。2010/06/08