わが回想のルバング島―情報将校の遅すぎた帰還

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わが回想のルバング島―情報将校の遅すぎた帰還

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784022558916
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

目次

第1章 ルバング島の出会い
第2章 ルバング島へ
第3章 赤津勇一一等兵の投降
第4章 島田庄一伍長の死
第5章 終戦28年目の小塚金七の“戦死”
第6章 大捜索隊を泳がして
第7章 なんたるザマだ、このおれは
第8章 祖国への生還と狂騒の日々
第9章 ヒマラヤへ慰霊の旅

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

43
以前読んだ陸軍中野学校の本で、小野田さんの話がちらりと出てきたので、諜報活動の精神が知りたくて手にしました。現代の考えからすると、日本が負けたことを知らせれば投降すると簡単に考えそうだけれど、小野田さんは普通の軍人じゃなかったから何十年も投降に応じなかったんだろうな。信じられるのは中野学校の仲間だけ。上官からの命令は絶対。そんなこと、考えませんもん。これより前に書かれた本があるそうなので、そちらも読んでみたいと思います。2015/07/19

金吾

29
○任務に対する厳格な考えと強靭な精神力を感じます。ルバング島での常に敵を意識した行動と日本帰国後のギャップが印象的でした。2023/03/21

muki42

2
小野田さんの本はすでに何冊か読みましたが、読むたびにこの人の強靭な精神力には感服します。2009/12/26

主将ペンギン

0
ルバング島で戦後約30年間も潜伏・戦い続けた情報将校の回顧談。陸軍中野学校出身の軍人が潜伏中に何を考え、どう行動したのかが詳細に書かれている。投降を呼び掛けるビラも家族の呼び掛けも信じなかったのは、解除命令が届かず、周囲の状況やビラの情報分析により、未だ日本は戦争中であると判断したとのことだった。正しく状況を判断できなかったわけだから、その状況認識は間違っており、そのように考えてしまう軍人を作り出した教育はやはり沖縄線の悲惨さと合わせて考えるやはりおかしい。終戦記念日がある8月に読み返したい本である。2020/08/06

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