出版社内容情報
小説家・夢宮宇多に思いを抱く担当編集者の月子は幼い時憧れた聡兄ちゃんと見合いをすることに。ビターな恋と謎を追う連作ミステリ。
内容説明
自称・偽恋愛小説家×新米編集者コンビが、童話が密かに語る真実から謎を解き明かす、恋愛ミステリ第2弾。事件を解く鍵は、おとぎ話に隠されている―。
著者等紹介
森晶麿[モリアキマロ]
1979年静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆を続け、2011年に『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベイマックス
75
う~ん…。読みやすくはあった。けど、編集者の月子の態度というか、語り手なのにはっきりしなさ加減がなんとも。2023/11/10
チロ子
43
2作目。5つのおとぎ話から出来た短編。今回も新人作家の夢センセと、新米編集者の月子がミステリーに恋と大忙し!表紙や章ごとの絵も素敵!それにしても黒猫シリーズのじれったい恋模様と違って2作目でこんなに甘々になっているとは・・・!黒猫シリーズでじれったい!と思ってた読者にとっては嬉しい仕上がり。有川浩作品のような甘々がお好きな方には好まれるのでは?切ないおとぎ話の解釈もあったりと本当に楽しめた1冊でした。これは購入して良かった!手元に置いておきたい1冊です。3作目は出るのか?出て欲しいなぁー!!2017/04/26
ぽぽ♪
42
続編があるとは思わなかったので、嬉しかったです。あいかわ夢センセの童話の切り口が斬新でした。月子も幼なじみに求婚されたりと、恋愛面でかなり進んだ気がしました。ラストのくだりはニンマリでした。2016/08/22
しゅてふぁん
36
御伽噺はあまり詳しくない、というか、題名は知ってるけれど、内容は曖昧なものだらけ。なので、一般的な説明をしてくれる聡さんや月子の話と夢センセの解釈が楽しい。一番興味深かったのは、最終話の『くるみ割り人形』。少し前に同じ題材の本を読んだこともあって、夢センセの解釈がスッと頭に入ってきた。『俗々』が出たらいいな。2016/10/22
ゆき
35
今回も「白雪姫」「ラプンツェル」「カエルの王子様」「くるみ割り人形」の四つのお伽噺のダークの解釈が面白かった。それを踏まえて、もう1度お伽噺が読みたくなった。今回は、前巻よりも新たなライバル登場で恋愛要素が多めだった。2016/09/21