出版社内容情報
【社会科学/社会科学総記】いま、再び注目を集める沖縄。普天間基地問題から太平洋戦争の沖縄戦、占領下&復帰後の沖縄戦後史のことなど、沖縄の今と昔を豊富な写真と図で紹介。社会人ならこれだけは押さえておきたい沖縄のことがこれ一冊でわかる!
内容説明
いま注目の「沖縄」、意外と知られていないこと。この1冊で、ニュースがダントツわかりやすくなる!豊富な写真・図解ですぐに丸わかり!
目次
第1章 「普天間から辺野古」の基地問題とは何か(普天間基地返還のそもそもの理由;くり返される米軍の事件 ほか)
第2章 押さえておきたい「沖縄と米軍基地」の基礎知識(沖縄の基地負担を数字で見る;米軍の事件・事故に影響を及ぼす「日米地位協定」 ほか)
第3章 「沖縄戦」を知らずして理解は深まらない(沖縄戦終結の日を「慰霊の日」に;なぜ、沖縄が激戦地になったのか? ほか)
第4章 米軍占領下から本土復帰の流れ(「屈辱の日」と呼ばれる4月28日;米軍占領下での沖縄の暮らし ほか)
終章 沖縄のこれから―(沖縄独立論と琉球の歴史;沖縄の米軍は、本当に「抑止力」になっているのか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
295
著者の木村司氏は、朝日新聞の記者で、当時まだ38歳の若手。本書は2015年刊といささか古くなってしまったが、それでも沖縄が抱えている問題は基本的に今もその当時と変わってはいない。つまり、この9年間ほとんど前向きの進展はなかったということである。1.「普天間から辺野古」の基地問題とは何か。2.「押さえておきたい「沖縄と米軍基地」の基礎知識。3.「沖縄戦」を知らずして理解は深まらない。4.「米軍占領下から本土復帰の流れ」。終章.沖縄のこれから。という構成で戦後の沖縄問題を初心者向けに解説してゆく。⇒2024/06/23
津田大介
13
わかりやすい語り口とビジュアルで知っているようで意外と知らない様々なデータや歴史が書かれていて参考になった。本土で教科書的に読まれた方がいいと思うなこれ。2016/09/03
あずさ
6
中学校の修学旅行で沖縄に行く前に、事前学習があったけど、ここまで踏み込んではいなかったな。唯一の地上戦、米軍占領下での暮らし、日米から沖縄がどのように扱われてきたのか、基地問題などがわかりやすくまとまっています。革新と保守についてもう少し詳しい説明が欲しかったかな。いい入門書です。2016/08/05
夕月
5
沖縄、そして日本が抱えてる問題について、あまりに無知すぎた。全体を把握するには最適の本だったと思う。もう少し詳しく知りたくなった。2015/12/08
Hiroki Nishizumi
4
慰霊の日を忘れてはいけないと感じた2023/09/28