出版社内容情報
C0071【芸術/絵画】武蔵野の自然がそのまま残る皇居・吹上御苑の植物を、文化功労者の安野光雅画伯が描いた愛蔵版画集。1年4カ月の月日をかけ、四季おりおりの草木130点をやさしい色彩であざやかに描く。後世に遺すべき自然美の集大成。
内容説明
奇跡のように皇居に残る武蔵野の植物たち。両陛下のお住まい近くに咲く四季おりおりの花130点を、文化功労者・安野光雅画伯が描く愛蔵版画集。
目次
春(アカバナマンサク;アカメヤナギ ほか)
夏(クワ;ノアザミ ほか)
秋(ワレモコウ;アサマフウロ ほか)
冬(キリ;サネカズラとムラサキシキブ ほか)
著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野に生まれる。1974年、芸術選奨文部大臣新人賞。ブルックリン美術館賞、最も美しい五〇冊の本賞(アメリカ)、ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞(イタリア)、ケイト・グリナウェイ賞特別賞(イギリス)、BIBゴールデンアップル賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞、紫綬褒章、菊池寛賞などを受ける。2012年、文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
32
安野光雅による御所の花の写生130種。筆致も色々。輪郭がしっかりしたものから遠景にふわっと花が咲いている様子まで。絵をじっと見ていると、なぜか色々な想いが立ち現われて、そして心が和む。花を通して浮かぶのは、やりきれない想いを自然に託していたり(ススキ)、水彩らしい儚さだったり(シラカバ)、零れるような情緒だったり(バラ)、心地よいリズムと不穏さだったり(舞妃蓮)。そういう想いを引き出すのが絵であり、自然であり、結局自分の内面と世界を結び付けざるを得ない人間の脳の所業か。その不思議な機能を楽しむ。 2022/10/23
クラムボン
16
この絵本を手に取って、まず春の部を読み終えました。淡い水彩画の奥ゆかしい花の姿は好みなのですが、《御所》に咲く花だということが、絵だけでは伝わり辛いのです。そこで中断して写真集『御所のお庭』を読んでみました。この本は上皇の喜寿のお祝いを記念して出版されたもの。それから安野さんの絵本に戻ると、御所のお庭のイメージが喚起され、前より一層楽しめました。御所ですから、スケッチの許可が簡単に下りるとは思いません。皇室もきっと安野ファンなのでしょうね。2021/07/06
犬養三千代
9
この本を手にとって思ったこと。「花の美しさ」と「美しい花」小林秀雄が読みたくなった。図書館の本なのですが手元に置きたい!しかし、5000円😞💨2020/03/04
喪中の雨巫女。
9
《書店》 天然記念物ではなく、日頃見かける花ばかりなのがいい。2013/09/25
犬養三千代
6
何度ページをめくっても、ほっとする。今の上皇さまや上皇后が浮かんでくる。大切にされていてんだなと。2020/03/29
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