出版社内容情報
一つ一つの元素が,古来人びとの生活とどう関わってきたのかを,元素の基礎知識とともに知ることで,宇宙や地球の成り立ちから現代の環境問題までが見えてくる.広く,人間と科学との関係を考えるための「読む事典」の決定版.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
6
こういう形式のものも面白く読めるんだなぁというのがまず発見。科学の危険の啓発の色が濃い部分はあるものの、原子力発電所は思っているよりも事故が多い。日本の研究チームが作った原子とかを含む最新バージョンの本も読んでみたくなる。2019/04/04
紅花
6
高木先生との出会いの本。堅苦しい話では無く、元素そのものの個性が生きていて、どんどん次を知りたくなる。しかも、その個性が理論的で納得しやすい。そして、様々な化学物質の危険や歴史も面白かった。
白義
6
タイトル通り元素の基礎知識から化学全般に科学と人間の関わりまで、ジュニア向け入門書の体を借りた最高の化学の入門書と言っていいでしょう。原発事故を理解するにもこれくらいの視点と知識はほしい、という最低限から各元素にまつわる豆知識まで、ここまで広く分かりやすく化学のドラマを語り明かした本はないでしょう。周期表の順番通りなのにコラムと相まって極めて整って見える構成力も素晴らしいです2011/06/15
あさって
5
元素ついて、名前の由来や特性などがまとめてあります。 ジルコニウムは、中性子を吸収しにくく、燃料棒を包んでいる。 原子炉は、中性子を利用して核分裂を行わせるため、中性子を吸収するようでは困る。 冷却水が少なくなると、燃料棒が加熱状態とる。そして、摂氏900度ぐらいで、次のような反応を始める。 Zr+2H^2O→ZrO^2+2H^2 この反応で大量発生した水素が溜り、酸素と反応して大爆発を起こす可能性がある。 (福島原子力発電所の事故が発生する前の著書で、水素爆発についての内容を触れていることに驚きました)2013/04/14
Saiid al-Halawi
4
新書でボリュームに制限があるにしろ、タイトルに違わず網羅的な内容になってるのが良い。網羅的であるがゆえ、セシウムやヨウ素等の先の震災でニュースを賑わせたような話題もボツボツ出てくる。それにしても各元素の名前の由来がいちいち面白い。2011/10/04




