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岩波新書
ブレア時代のイギリス

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004309796
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0231

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Narr

7
イギリスの労働党ブレア政権を振り返る内容。副ゼミの先生からは「ブレアに対しての評価が少し甘い」と聞いていたので、その影響もあるかもしれないが、やはり「少し甘い」と言いたいところ。それというのも、著者は良く言えば中立的で、引用を用いて賛否両論併記しているが行政学者ゆえか、人びとの生活に寄って立ちはしない。ブレアの仕方で継承した新自由主義のサッチャー路線は市民を競走に組み込むという意味ではむしろ補強すらされた。ブレア政治は矛盾していたのではなく、欺瞞を隠していたのではないか。政治の代表としてそもそも論になる。2021/10/07

kochanosuke

5
ほとんど一気読み。読みやすい文章と内容。タイトルは『ブレア時代のイギリス』だけど、日本の政治を考えるときにまた読み返したい本。どこにもそんなことは書かれていないが「日本は一回ちゃんと政界再編しないといけないな」と思わせられた。2012/01/28

Humbaba

5
鉄の女ことサッチャー元首相は人気はなかったものの手腕によって政権を維持してきた。しかしそれにも限界が訪れ労働党のブレア首相が生まれた。彼はただ労働者のために政治を進めはしなかった。サッチャー首相の良かった点についてては継承した。そのため人気を博したが、アメリカに追従したことで大きく人気を失墜させた。2009/04/27

脳疣沼

4
たいしたこと書いてない。森嶋道夫の『サッチャー時代のイギリス』を意識して書いたそうだが、森嶋のは専門の経済学を武器に鋭い考察があったように思うが、本書はそんなものは一切ない。2017/07/11

kaizen@名古屋de朝活読書会

3
明治以降イギリスとドイツに学んだ日本。フランスなどの国々からも学んできた。ヨーロッパの文化と歴史に詳しくないことに気がつく。イスラエルやイラクに対する対応が、国でなぜ違うのか。国の中でも政党でなぜ違うのかわからなかった。イギリスの労働党ブレア首相の時代を中心に、詳しい記述がある。本書だけでは、歴史、文化との組み合わせは十分に理解できない。岩波新書のヨーロッパ、中近東ものを20冊読んで国の違いについて思い当たることがでてくるようになった。岩波新書百一覧掲載http://bit.ly/10CJ7MZ2010/03/05

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