出版社内容情報
何物もないがらんどうの宇宙に,神々が誕生する.彼らは美しいアスガルドの都に住むようになるが,巨人族との争いが続く…….北欧の厳しい自然の中で生まれた荒削りで壮大な神話を簡潔に再話した.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぎねえ
4
北欧神話を全く知らなくて話のネタに読んでみようと思ったら図書館には児童書しかなかった。翻訳だからか「おはなし」感が薄くて読み難く、物語の中に入っていけない感じ。これ子供達はすんなり読めるのかなあ。神話なのでそのくらいの距離感があった方がいいのかも、とも(好意的に)思うけど。それとも出版年から察するに今から40年近く前の文章って今ほどくだけてなくて、ちゃんとした(とりすました)文章だったのかなあ。ローマ神話、ギリシア神話に比べてマイナー(当社比)な北欧神話だけどどこか(FFとか)で聞いた名称があちこちにw2015/01/14
桜絵
1
ハスフォード再話、山室静訳版。 古エッダと新エッダが分かりやすく児童向けに再話されており、非常に読みやすい。ところどころ語りかけが入っているのも面白い。 岩波少年文庫の方を先に読んだが、少年文庫の方が話数が多く大系的なので、流れが汲みやすく面白いかもしれない。こちらから先に読んで、興味が出たら少年文庫、という流れがいいかもしれない。 あいかわらず荒々しくて厳しくて少し切ない神話だった。キリスト教に繋がるという解釈もあるのか。バルデルがキリストと同一視されている説も聞いたことがあるけど。2024/04/10
アールグレイ
0
北欧神話に触れて来なかったのでちゃんと読んでみようと図書館で何冊かあった中からチョイス。訳してる人が作者に厳しいですが入門編としてはまあまあ良かったと思います。ゲームや小説などで名前は聞いたことある!というのがけっこうあって、ストーリーに直結してなかった部分をある程度補完。ギリシャ神話と違って触れる機会が少なかったのだな。次はもう少し、大人向けのものを探してみたい2015/10/07
kottono
0
子供向けの本です。読みやすい。2013/02/26
ロロ
0
異様にトール神のお話が多い気がするのは気のせいですか。北欧神話そのものは漫画やゲームから入ったので、「ああ、あれはこの話が元ネタなんだ!」とだいぶ楽しみながら読んでいました。童話みたいな感じで読みやすかったです。でも、内容としては物足りない気もしました。2011/12/15