愛について

愛について

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784001106725
  • NDC分類 K983
  • Cコード C8097

出版社内容情報

同級生との恋,友人の非行,母親の家出など,さまざまな経験を積み重ね,真実の愛とは何かと思い悩む14歳の少年.大人の世界に足を踏み入れていく主人公の不安と怖れが鮮やかに描き出される.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

risu

2
児童書のこの邦題はどうなの?と思いますよね。ロシア語では「何にどんな理由が」という意味です。母親の不在の理由に気づき始めた少年の成長の物語です。理由を説明せずに逃げ回る父親、戸惑う大人たちと思春期の子供たちの葛藤のぶつかり合い。自分で考え自分で答えを見つけるしかない、大人でも難しいこと。 つくづく20世紀前半のロシア東欧の物語が好きだなと思いながら、2020年の読書を締めくくりました。2020/12/31

菱沼

2
『そして、ねずみ女房は…』からの本。文章にも国民性があるのだろうか。(たぶんあるだろう)これはロシア(この当時はソ連)の児童文学で、しばしば、どうしてここで笑うのか、どうしてここでいきなり腹を立てるのか、とまどうことがあった。とはいえ、大人への不信と両親の問題で押しひしがれる少年の心が、言葉にできない部分も、誤解されている部分も、よく分かった。日本で言えば中学生くらいの子どもたちが描かれているけれど、学校へ行っていない子、職業訓練校へ行く子などもいるらしい。ロシアの学制についての資料があるとよかった。2014/12/21

joyjoy

1
今ではいろんなことが子どもにもオープンになって(なりすぎて)いるので、現代の子どもたちはサーシャとはちがう悩みがまたいろいろあるのだろうな。オーリャ(オリガ)の「人間ってもともと哀れむ必要はないんだと思うわ。助けてあげる必要はあるけど、哀れむことはないのよ。」という言葉が心に残る。2020/03/14

はにわんこ

0
昔子供の頃に読んだ記憶があって、いつか読みたいと思ってやっと読んだ。 重くて大きい本でなかなか時間かかった。 頑張ってイルクーツクまで行ったのに、母を見るだけで、会えなかったのは、とっても切なかった。2017/02/19

三月はこ

0
ロシアものが肌に合うんです多分・ω・2011/08/08

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