グーテンベルクの森
孤独になったアインシュタイン

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  • サイズ B6判/ページ数 199,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000269858
  • NDC分類 407
  • Cコード C0336

出版社内容情報

20世紀物理学の歴史とは何だったのか? アインシュタインはなぜ孤独になっていったのか? 書斎と阪急電車の中で文理融合型の読書をしてきた理論物理学者が,本との付き合いとそれに触発された思索について語る.

内容説明

相対論と量子論を軸とする二〇世紀物理学の歴史とはいったい何だったのか?オールプラスイメージの天才科学者アインシュタインはなぜ孤独になっていったのか?二一世紀の科学と科学者はどこへ行こうとしているのか?書斎と阪急電車の中で文理融合型の読書をしてきた理論物理学者が、これまでの本との付き合いと、それに触発された思索について意気軒昂に語る。物理の教科書からハーバマスまで、思考の固定を防止するための読書論。

目次

第1部 孤独になったアインシュタイン(アインシュタインのずれ;二〇世紀物理学の見方;量子力学とワイマール時代;マッハと量子力学;学問と生活世界)
第2部 自学自習のすすめ(「思想としての科学」を夢見て;研究情報のメディア;体系と普遍―教科書の成立;江戸から受け継がれた教養;本との付き合い雑記帖)

著者等紹介

佐藤文隆[サトウフミタカ]
1938年生まれ。1960年京都大学理学部物理学科卒業。京都大学基礎物理学研究所教授、同大学院理学研究科教授(物理学専攻)を経て、現在甲南大学理工学部教授。専攻、宇宙物理学。アインシュタイン方程式の富松‐佐藤解をはじめ宇宙物理学の分野でさまざまな業績をあげるとともに、自ら「ものかき物理学者」を任じ、専門書、教科書から一般書まで多数の本を執筆
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