出版社内容情報
実力も基盤もなかったマクロンは、いかにして新鋭政治家の幻想を与えられ、大統領へと仕立てあげられたのか。G・ニール(ルイ・ヴィトンを傘下に持つLVMHの会長)ほかフランスを牛耳る財界・マスメディアの有力者たちの思惑と生態を暴き出す、勇気ある内部告発。〈黄色いベスト〉の熱い支持のもと、発売半年で10万部を達成!
内容説明
フランスの政治・メディアを牛耳る寡頭支配の内実と構造とは―。ルイ・ヴィトンなど世界的なブランドを有するコングロマリットLVMHの会長ベルナール・アルノー、急成長を遂げた通信事業者Freeの創始者グザヴィエ・ニール、出版・メディアに大きな勢力を持つラガルデール・グループのCEOアルノー・ラガルデールを中心に、マクロンをとりまくブルジョワジーの出自と生態を生々しく描きだす。自らもパリのエリート社会出身で、オランド政権では文化・通信大臣顧問を務めた著者によるこの内部告発は、黄色いベスト運動の熱い支持のもと、発売半年で10万部を超えるベストセラーとなった。
目次
第1章 奪われた民主主義
第2章 ガブリエル・アタルの肖像
第3章 常軌を逸した権力
第4章 ジャーナリズムの死
第5章 錬金術
第6章 真実はどこに?
第7章 支配のメカニズム
第8章 黄昏
著者等紹介
ブランコ,ホアン[ブランコ,ホアン] [Branco,Juan]
1989年生まれ。ポルトガル人映画プロデューサーのパオロ・ブランコと、スペイン人の母を持ち、パリで育つ。パリ政治学院、パリ高等師範学校、ソルボンヌ大学などで法学、政治学、文学を学ぶ。教員、弁護士、ジャーナリストとして活動する一方、“緑の党”、“不服従のフランス”などで政治活動を行なった経験も持つ。黄色いベスト運動においては、初期からの支持者であり、逮捕された主要なメンバーの弁護活動も行なっている。また、WikiLeaksの創設者ジュリアン・アサンジの国際弁護団の一員でもある
杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年生まれ。静岡県出身。龍谷大学名誉教授。専攻はフランス現代思想
出岡良彦[デオカヨシヒコ]
1967年生まれ。三重県出身。翻訳家。2017年から翻訳業を始め、科学技術分野も得意とする
川端聡子[カワバタサトコ]
1968年生まれ。三重県出身。校正・翻訳家。主に仏語圏のルポルタージュ記事や音楽関連記事などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akiro OUED
takao