岩波世界の美術
イスラーム美術

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  • サイズ B5判/ページ数 447p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784000089258
  • NDC分類 702.096
  • Cコード C0071

出版社内容情報

7世紀初頭以来イスラーム教徒が居住した地域で制作されたイスラーム美術の全領域をその歴史的コンテクストのなかにとらえる。

内容説明

イスラーム時代以前およびイスラーム時代のペルシア美術なりトルコ美術なりに捧げられた多くの本や展覧会は簡単に見つかるであろう。しかしながら、イスラーム諸国全域のさまざまな美術を結びつける特徴は多数存在する。スペインとインド、またはアナトリアとエジプトの違いを尊重しつつもこれら共通の特徴を強調することが本書の目的である。

目次

イスラームの発生―西暦600‐900年(モスク、邸宅、モザイク―建築芸術;ペンと羊皮紙―コーランと初期の書;布の掛けられた世界―織物芸術 ほか)
地域文化と地方勢力―西暦900‐1500年(マドラサとムカルナス―建築芸術;書家と画家―写本芸術;経糸、緯糸、パイル―織物芸術 ほか)
大帝国時代―西暦1500‐1800年(首都と複合施設―建築芸術;写本から1枚の頁へ―写本芸術;ビロードと絨毯―織物芸術 ほか)

著者等紹介

ブルーム,ジョナサン[Bloom,Jonathan]
美術史家。タフツ大学、ハーヴァード大学などに学び、夫婦でともにイスラーム美術研究の第一人者として広く認められている。とくに共著『The Art and Architecture of Islam,1250-1800』New Haven、1994は、イスラーム美術史研究の基本文献とされる。その他、それぞれ多数の著書・論文を発表している

ブレア,シーラ[Blair,Sheila]
美術史家。タフツ大学、ハーヴァード大学などに学び、夫婦でともにイスラーム美術研究の第一人者として広く認められている。とくに共著『The Art and Architecture of Islam,1250-1800』New Haven、1994は、イスラーム美術史研究の基本文献とされる。その他、それぞれ多数の著書・論文を発表している

桝屋友子[マスヤトモコ]
東京大学大学院修士課程修了。ニューヨーク大学美術研究所にて博士号を取得。東京大学東洋文化研究所助教授。イスラーム美術史専攻。おもな著書として、『Persian Tiles』New York、1993(共著)、『イスラーム』(世界美術大全集、東洋編17)小学館(共著)などがある
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