出版社内容情報
ヒックス,カルドア,J.ロビンソン,ロビンズ,カレツキー,ハロッド……現代経済学の形成に関わった経済学者の人物像を描き出し,その理論と思想の意味を初めてトータルに把握.経済学の進むべき方向を示唆する労作.
内容説明
ヒックス、カルドア、J.ロビンソン、ロビンズ、カレツキ、ハロッド…現代経済学の形成に深く関わった経済学者たちの人物像を生き生きと描き出すとともに、彼らの理論と思想の意味を初めてトータルに把握、その作業を通して、袋小路にはまりこんだ現代経済学を「通念」から解き放ち、経済学のあるべき方向性を大担に探る。気鋭の経済学者による意欲的労作。
目次
第1章 正統から異端へ―ジョン・ヒックスの生涯
第2章 限界主義経済学からケインズ経済学へ―ニコラス・カルドアの生涯
第3章 あくなき正統への反逆―J・ロビンソンの生涯
第4章 破れた夢―ライオネル・ロビンソの生涯
第5章 孤高の探究者―M・カレツキの生涯
第6章 自信と不安の錯綜―R・F・ハロッドの生涯