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内容説明
インテリで、大きくて、器用で、何でも出来た“スーパースター”の三波さんの評伝を“お笑いバカ”の西条さんが書いた。これは読まずばなるまい。
目次
第1章 喜劇人、誕生
第2章 てんぷくトリオ、結成
第3章 ブームの渦中で
第4章 一本立ち
第5章 喜劇王への道
第6章 素顔の伸介
第7章 見果てぬ夢
対談 僕たちの三波伸介(太田光;西条昇)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
駄目男
13
三波伸介が急死して40年になるが、残念なことに、あれだけのコメディアンでも現在では知る人とて少ない。今も活躍している伊東四朗らと、てんぷくトリオを結成し、一世を風靡したエンターティナーだった。82年に亡くなっているが、思い起こせば、79年に渋谷の地下改札で三波さんとすれ違ったことがある。笑点の司会者をやっていたころのことだろうか。浅草のストリップ小屋出身の芸人は本当に面白く、しのぎを削った仲間も今やみな鬼籍に入った。渥美清、関敬六、谷寛一、森川信、由利徹、南利明、長門勇。2022/03/08
Teruhiro Hori
0
稀代のエンターティナーの生涯を綴った作品。綴ったという表現になるのは、ノンフィクションとして落第点のため。これだけの巨人に迫るのに、著者は覚悟が無さ過ぎる。業界人なんで書けない事多いのは分かるが、足元にも迫っていないのは激しく×。しかし三波の早逝が、いかに日本演劇界の大損失だったかはよく分かる。寅さんしか演じられなかった渥美清を、いずれ凌いだ事は間違いない。刑事ガモさんでの好演、子供心にまだ覚えている。今一度、能力高の書き手が彼に迫ることを期待したい。2012/10/09