内容説明
「地政文化(ジェオカルチャー)」の視点から激動の世界史的システムとしての資本主義を透視。
目次
特別寄稿 アメリカの花道―湾岸戦争をめぐって
はじめに―1980年代の教訓
第1部 地政学―ポスト・アメリカの世界(衰退する北大西洋主義;レーガンの疑似革命―アメリカの限られた選択;日本と世界システムの将来の軌道―歴史から教訓を学べるのか;欧州の統合と国家間システムへの含意;1968年―世界システムにおける革命 命題と設問の形で;マルクス、マルクス・レーニン主義、近代世界システムにおける社会主義の経験;ブラント報告;世界システムにおける危機の類型分析;資本主義世界経済―その中期的展望)
第2部 地政文化―地政学の内面(民族的・国際的アイデンティティと国家間システム;近代世界システムのイデオロギー闘争の場として見た文化;民族性と普遍性―世界文化なるものが存在しうるか;「南部」の文化が意味するもの;文明としての近代世界システム;蘇る文明への関心)