内容説明
軍用地の強制使用への「同意」を求めて窓理大臣に訴えられた大田知事―。一九九六年三月十一日、知事は百二十七万県民の声援を背に福岡高裁那覇支部の法廷に立った。「土地は戦争のためではなく、物を生産するためにある…」本書は、三時間余にわたる大田知事の法廷証言全記録である。
目次
沖縄県知事証言―被告沖縄県知事本人調書全文
知事に立候補した経緯と公約
平和・共生・自立への思い
「平和の礎」の理念
五年前の代理署名と政府の対応
代理署名拒否の理由
県内世論の沸騰
公益と県益
戦後の沖縄の実態
米軍基地が意味するもの〔ほか〕