内容説明
電力自由化とは、最終的には金融的原理・メカニズムと電力との融合の道である。「電力」「金融」両方の立場から、先端実務者の手によって立体的に書かれたわが国初の統合解説書。
目次
第1章 「電力」資産の特殊性
第2章 電力取引の概要
第3章 燃料市場と電力
第4章 電力価格決定モデル(電力理論価格決定アプローチ)
第5章 電力デリバティブ商品
第6章 電力小売事業~PPSの仕組み
第7章 来るべき電力自由化
著者等紹介
土方薫[ヒジカタカオル]
1959年生まれ。1983年上智大学経済学部卒業。1983年商工組合中央金庫。1986年ウエストパック銀行東京支店、シドニー本店Treasury Division。1990年日本債券信用銀行・資金為替部、ニューヨーク支店、金融商品営業部。1998年三井海上火災保険・デリバティブプロダクツグループディレクター。2001年エンロン・Weather Risk Management Asia Regional Managerなどを経て、2002年より日立製作所・財務二部金融ビジネス企画グループ部長代理。銀行にて金融(為替、金利など)デリバティブのトレーディング・商品開発などを歴任。その後保険会社に移籍し、保険デリバティブの商品開発・取引に従事。現在、日立製作所にて事業リスクマネジメントならびにエネルギーデリバティブビジネスを担当
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