内容説明
国語教育研究の分野では、龍之介童話は第二次世界大戦前から教材として取り上げられてきたこともあって、論じられることも多かった。しかし、本文でもふれたように、総じて過小評価であり、テーマ主義的“読み”に立って、安易に切り捨てて顧みない論が大勢を占める。本書は、そういう現状もふまえ、著者なりの龍之介児童文学論を書いたものである。
目次
1 児童文学への関心(文学好きの家庭;幼少年期の読書体験;回覧雑誌での創作;龍之介と児童文学)
2 作品の世界(蜘蛛の糸;犬と笛;魔術;杜子春 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5/26 1.児童文学への関心 2017/05/26
与吉
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書名が誤って登録されているので購入に際し手間取った悲しみ。評伝はまあ面白かった2011/11/17
minagi
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卒論用。大正時代の児童文学の背景から、芥川が幼少期に親しんだ本の紹介、芥川が執筆した童話についての考察など。「蜘蛛の糸」はテーマ主義ではなく構成や描写の見事さを見るべきだと言うけれど…やっぱりテーマが気になります。2009/11/22
sirokumaco
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これ、書名が間違って登録されてる。。。/芥川龍之介の生い立ちや家庭の環境など。2009/09/09