感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Maumim
1
2015年最後の1冊はイランの現代史でした。在学時には、イランに特段の興味があったわけでもないのに、友人に誘われて7・8コマ目にあるこの先生の授業をとっていたものです。後期の講座だったので、授業が終わるころには、外は真っ暗で、雪の降りしきる中、自転車での家路を急いだものでした。懐かしい。先生の口癖は「黙殺」。懐かしい。イラン史的にいえば、ラフサンジャーニー大統領のころですね。いつか自分がイランを旅する日がこようとは、夢にも思っていなかったころでした。2015/12/31
Kenji Suzuya
0
1979年のイラン革命から2005年のアフマディネジャード大統領当選までの政治史を扱っている。イスラーム共和国体制が一枚岩の原理主義的体制ではなく、その内部に保守派・現実主義派、急進派、改革派を抱えており、その勢力の伸縮に応じて政策も変化していることが示されている。2014/10/13