内容説明
平成10年の夏のある朝、内科医の著者の妻は家の前で仰向けに横たわっていた。妻のうつ病の日々が始まった。夫は仕事を続けながら、妻を自宅で世話し、やがて、充実した時を見出してゆく。
目次
うつとの出合い
妻の日課
医師ではなく夫として
雨の降る日
息子の存在
反省
屋上から飛び降りたい
母のこと
妻の仕事
迷い〔ほか〕
著者等紹介
御木達哉[ミキタツヤ]
本名御木達也。PL病院副院長。1936年、東京生まれ。中央大学法学部と同大学文学部独文科を卒業後、1963年からドイツのテュービンゲン大学で、カフカを研究。帰国後、日本大学医学部を卒業
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感想・レビュー
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おか
64
随分前に 著者の書いた美紗子抄を読んだ その縁で 今回この作品を読んでみた。鬱病を発症した妻との五年間の闘病記である。私も40代後半からある舞台をキッカケに鬱病を発症した。舞台上と舞台の下での気持ちの切り替えが上手くいかず 精神的にバランスを崩したのだが 医者に言わせると そういう気質を子供の頃から持っていた との事^_^;読んでみて 一番思うのは もし私の夫だったら 傍にいて辛いかもしれない、、、当時カウンセラーに言われたのは「自分をもっと大事にしろ」という事だった。自分自身を自分自身で大事にする!2019/01/07
ゼラニウム/フウロソウ科
0
図書館にない2021/11/19