感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
13
図書館本。「百年前の絵本-R・コルデコットの前半生-」を読んだあと、大きな絵が見たい!と思って。版型が思ったより小さいので絵を楽しむには少し不向き。-絵の語りを読み解く愉しみ-の部分では、特につらい。イラストレーターと彫版師の関係、印税の話、子どもの本とコールデコットのエピソードなど興味深く読んで、また関連図書を探す楽しみが山積みに。(だから、ニューベリーとコールデコットなのか)2014/07/02
羽
11
☆☆☆ 来月、コールデコット賞受賞作の展示を担当することになった。1846年に生まれ、15歳の時に描いた火事場の絵が初めて売れ、1870年代から絵本画家として活躍し、わずか39年で生涯に幕を閉じたランドルフ・コールデコット。1937年には「前年中に合衆国で出版された、子どものためのもっともすぐれた絵本の画家に与えられる賞」の名にもっともふさわしい絵本作家として彼が選ばれた。いくつか紹介されていて面白そうだった、文章とは別の物語を絵でユニークに表現した彼の絵本を、実際に手に取って眺めてみたいと思った。2018/03/06
みよちゃん
5
コールデコット賞は知っているが、その人についてあまり知らなかったので、大変参考になった。絵本は、洋書を持っているが、解説を吉田先生に聞いた時には、絵本だけに注意していて、描いた人にはあまり注目していなかったので、改めて、しっかり絵を見てしまった。ポターに影響を与えていることも、改めて感じました。カエルのジェレミー・フィッシャーどんなど本当にコールデコットが描いたとそっくりな事が分かる。2016/06/07