実験医学 別冊
DNAチップ実験まるわかり

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  • サイズ B5判/ページ数 143p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784897068886
  • NDC分類 464.27
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 市販チップの比較,確実なサンプル調整法,データの確認実験と解析法からさまざまな応用例まで,
これからのバイオ研究に欠かせないDNAチップ実験を,最初から最後まで強力サポート!
・高くて手が出せない
・どのチップを使うべきかわからない
・なかなか上手くデータが出せない
・解析後のデータ処理が大変
そんな悩みも吹き飛ぶDNAチップ完全活用マニュアル!
低価格化が進み、精度もサービスも格段に上がった今だからこそ本書を使ってDNAチップをフル活用!    

《目次》
序(佐々木博己)
「DNAチップQ&A」による各章へのナビゲーション(本書の構成)(佐々木博己)

1章 読んで得する DNAチップガイド(佐々木博己,青柳一彦)
■DNAチップの基礎知識
■購入or受託どちらがいい?
■研究目的とチップの選択 (チップを選ぶ際の条件)
2章 発現解析型DNAチップ
-市販のゲノムワイドなDNAチップを活用するための基礎知識(青柳一彦)
■RNAサンプルの調整
■Chip解析と各種DNAチップの解説
■トラブルとその対処方法
3章 コピーナンバー定量アレイ(CGH)(佐々木博己,河野隆志,佐藤将光)
■原理
■準備するもの
■ プロトコール
■CGH適用マイクロアレイの紹介
4章 メチレーションチップ
-プロモーターのメチル化による遺伝子の不活性化を検出するチップ
(松原長秀,木村直紀)
■サンプル調製編
■チップ解説編
5章 データのコンピュータ解析-データの標準化と解析ソフト(戸塚裕彦)
■背景
■実験データの正規化
■クラスター解析
■タイプ予測
■ソフトウェアの紹介
6章 DNAチップ解析後の研究戦略(佐々木博己,青柳一彦)
■背景
■DNAチップ解析後の実験
7章 チップを用いた機能解析研究-複製,転写調節研究への利用
本章のアウトライン(佐々木博己)
A)培養細胞系を用いた多検体迅速遺伝子機能解析技術への応用(落谷孝広)
■背景
■操作の概略
■実験例
B)ゲノムタイリングチップによる染色体動態の解析(白髭克彦)
■背景と操作の概略
■実験例
C)クロマチン構造解析-転写複合体のゲノムマップ(高橋康彦)
■背景
■操作の概要
■実験例
8章 カスタムメイド-DNAチップを活用しよう
本章のアウトライン(佐々木博己)
A)カスタムDNAチップ(注文してから使用するまでのノウハウ)(青柳一彦)
■背景
■カスタムDNAチップ作製までの手順
■カスタムDNAチップのいろいろ
B)最新DNAチップ ビーズチップ(小原賢信)
■背景
■操作の概要
■実験例
C)最新DNAチップ TUM e-Array(天野雅彦)
■背景
■実験例
9章 モデル生物,植物,家畜でのDNAチップの利用(佐々木博己)
■背景
■ヒト以外の生物でのDNAチップの状況
10章 DNAチップの新たな活用術への挑戦(佐々木博己)
■DNAチップを利用したさきがけ的研究

内容説明

市販チップの比較、確実なサンプル調製法、データの確認実験と解析法からさまざまな応用例まで網羅した、完全活用マニュアル。

目次

1章 読んで得するDNAチップガイド
2章 発現解析型DNAチップ―市販のゲノムワイドなDNAチップを活用するための基礎知識
3章 コピーナンバー定量アレイ(CGH)
4章 メチレーションチップ―プロモーターのメチル化による遺伝子の不活性化を検出するチップ
5章 データのコンピュータ解析―データの標準化と解析ソフト
6章 DNAチップ解析後の研究戦略
7章 チップを用いた機能解析研究―複製、転写調節研究への利用
8章 カスタムメイド‐DNAチップを活用しよう
9章 モデル生物、植物、家畜でのDNAチップの利用
10章 DNAチップの新たな活用術への挑戦

著者等紹介

佐々木博己[ササキヒロキ]
国立がんセンター研究所腫瘍ゲノム解析情報研究部室長。1990年東京大学大学院農学系研究科博士課程卒業、大学院では東京大学応用微生物研究所の大石道夫教授のもとで研究を行い、学位取得後、直ちに国立がんセンター研究所で癌研究を開始した。’94年から室長、現在に至る。がんセンターでの最初の10年間は寺田雅昭前総長のもとで、増幅遺伝子の分離と遺伝子増幅の分子機構の解明を行い、多くの癌遺伝子の同定に成功した。また癌遺伝子の増幅機構として二量体形成後のローリングサークルモデルを提唱した。最近の5年間は、微量核酸の増幅法を開発し、LCM‐マイクロアレイ解析を基盤とした研究を展開してきた。その主な目的は、消化管上皮の分化と癌化の接点として重要な研究対象である癌幹細胞の同定である。2002年田宮記念賞、1998年日本癌学会奨励賞を受賞

青柳一彦[アオヤギカズヒコ]
国立がんセンター研究所腫瘍ゲノム解析情報研究部主任研究官。1994年北海道大学大学院環境科学研究科(現地球環境科学研究科)博士課程修了。環境科学博士。’98年まで、水産庁養殖研究所(現独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所)で科学技術特別研究員として研究に従事。’99年に国立がんセンター研究所の佐々木博己室長のもとで癌研究を開始、現在に至る。大学院、養殖研究所時代は魚類の発生、免疫研究に分子生物学的手法を取り入れ、魚類増養殖の新たな可能性の探索を行った。現在は、マイクロダイセクションやDNAチップ等の新技術を駆使し、上部消化器の分化に関する基礎的な研究を通して癌の本体解明に取り組む一方、癌の新たな診断方法の開発にも力を入れている
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