内容説明
本論集は近年に発表されたシーボルト研究の諸論文の中から注目を集めた論述を精選し、また本論集のために執筆された新稿をもあわせて一書としてまとめたものである。
目次
シーボルトと日本医学―『矢以勃児杜験方録』をめぐって
シーボルトと日本の自然史研究
シーボルトと彼の日本植物研究(付)『フロラ・ヤポニカ』と協力者たち
シーボルト収集の日本産鉱物・岩石および薬物類標本ならびに考古資料
宇田川榕菴がシーボルトに贈ったアキタブキの拓本
『華彙』に貼付された書き付け―シーボルトと大河内存真
シーボルトが日本で集めた種子・果実について
シーボルトが収集した昆虫標本
一八五〇年代米国の新聞にみられる日本記事―ペリー日本遠征隊とシーボルト
シーボルト「日本研究」の情報源―収集図書類、門人提出論文を主に〔ほか〕
著者等紹介
石山禎一[イシヤマヨシカズ]
1936年生まれ。東海大学文明研究所講師
沓沢宣賢[クツザワノブカタ]
1951年生まれ。東海大学総合教育センター教授
向井晃[ムカイアキラ]
1925年生まれ。東海大学名誉教授
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