内容説明
高校国語教科書『国語総合』を席巻した「羅生門」。各国で進む芥川作品の翻訳、韓国で高まる芥川研究。その先見性・予言性を鋭く指摘。他の追随を許さない丹念な資料探索の成果。
目次
第1章 二人の父と四人の母―芥川龍之介研究のために
第2章 聖書・信仰・友情―一九一〇年代の一高青年群像
第3章 蘆花と次代の青年―「謀叛論」をめぐって
第4章 二人の将軍―芥川龍之介の歴史認識
第5章 芥川龍之介の鴎外観
第6章 作品を読む
第7章 講演 芥川龍之介の先見性
第8章 資料探索『向陵記 恒藤恭一高時代の日記』
著者等紹介
関口安義[セキグチヤスヨシ]
1935年埼玉県生まれ。72年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文教大学文学部教授。文学博士
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