出版社内容情報
《内容》 プライマリケアや各科病棟において日々遭遇する患者のさまざまな精神症状、「心の問題」に解決の糸口を提供する。定評あるMGH（マサチューセッツ総合病院）の精神科医と非精神科医が共同して実現した。統合失調症やうつ病など精神科プロパーの疾患のほか、ターミナルケアや燃えつき症候群、家庭内暴力、更年期障害など多様な問題を収載。 検索しやすい事典的な構成で実践的。広く一般臨床医、保健師や看護師、臨床心理士に必携の書である。必修化が決まった精神科研修の手引としても好適
《目次》
1. うつ病患者へのアプローチ 2. 自殺する危険のある患者へのアプローチ 3. 不安を抱く患者へのアプローチ 4. ストレス管理の原則 5. アルコールを乱用する患者へのアプローチ 6. 頭痛を訴える患者へのアプローチ 7. 睡眠障害を訴える患者へのアプローチ 8. めまいを訴える患者へのアプローチ 9. 疲労を訴える患者へのアプローチ 10. さまざまな身体症状を訴える患者へのアプローチ 11. 慢性疲労症候群へのアプローチ 12. 多種類の環境アレルギーがある患者へのアプローチ 13. 過敏性腸症候群の患者へのアプローチ 14. 能力障害を理由に特別措置を求める患者へのアプローチ 15. 否認する患者へのアプローチ 16. 老年期患者へのアプローチ 17. 癌患者へのアプローチ 18. 緩和ケアを受けている患者へのアプローチ 19. 悪い知らせを伝える 20. 人生の終末期における治療決断 21. 急性の悲嘆に暮れる患者へのアプローチ 22. 急性痛または慢性痛を訴える患者へのアプローチ 23. 内科慢性疾患患者へのアプローチ 24. 記憶障害、あるいは痴呆の患者へのアプローチ 25. 神経精神医学的機能不全患者へのアプローチ 26. 幻覚, 妄想を持つ患者へのアプローチ 27. けいれん発作やてんかんの患者へのアプローチ 28. 閉塞性頭部外傷後の患者へのアプローチ 29. 神経画像技術の利用 30. リハビリテーションが必要な患者へのアプローチ 31. 性機能不全患者へのアプローチ 32. インポテンス患者へのアプローチ 33. 不妊患者へのアプローチ 34. 月経前症候群の患者へのアプローチ 35. 閉経期に入る患者へのアプローチ 36. 妊娠期の精神疾患患者へのアプローチ 37. 産後気分障害を有する患者へのアプローチ 38. 外傷的な出来事を体験した患者へのアプローチ 39. 性的暴行を受けた患者へのアプローチ 40. 強迫観念, 強迫行為, 風貌の欠陥に悩む患者へのアプローチ 41. 高揚した、誇大的、易怒的な患者へのアプローチ 42. 拒食症患者と過食症患者へのアプローチ 43. 肥満患者へのアプローチ 44. HIV感染患者へのアプローチ 45. 臓器移植患者へのアプローチ 46. ホームレス患者へのアプローチ 47. 著名人患者へのアプローチ 48. 危機状況にある家族へのアプローチ 49. 家庭内暴力への対応 50. 児童青年期の行動上の問題への対応 51. 注意障害や多動の患者へのアプローチ 52. コカインや麻薬を乱用する患者へのアプローチ 53. 暴力的な患者へのアプローチ 54. ステロイド投与患者へのアプローチ 55. 向精神薬投与患者の管理 56. 抗うつ薬による副作用の管理 57. 向精神薬の循環器系への副作用 58. 薬物相互作用:向精神薬と他の薬物との相互作用 59. プライマリケアにおける効果的な精神科面接へのアプローチ 60. 認知行動療法 61. 特定の障害に対する認知行動療法による戦略 62. 患者に健全な生活を促すには 63. 治療におけるコンプライアンスの維持 64. 禁煙へのアプローチ 65. 有用な運動療法と減量へのアプローチ 66. 人格障害(1):困難な患者に対する一般的アプローチ 67. 人格障害(2):具体的な問題行動に対するアプローチ 68. 紹介へのアプローチ 69. プライマリケア医と精神科医との協働的治療へのアプローチ 70. 精神療法概論 71. インフォームドコンセントへのアプローチ 72. 拘禁入院と治療を拒否する患者へのアプローチ 73. DSM-IV-PCの利用法 74. 精神疾患のスクリーニング検査 75. ベッドサイドで使える簡便な診断面接プローブ 76. 医師-患者関係における境界の維持 77. マネージドケアにおける精神疾患の扱い 78. 医療の場におけるストレスと燃え尽き症候群
内容説明
本書は米国のプライマリケア医向けに書かれたものであるが、「心の問題」へのケアがますます緊急の課題となりつつある本邦の医療現場においても、縦横に活用しうる優れた臨床マニュアルである。
目次
うつ病患者へのアプローチ
自殺する危険のある患者へのアプローチ
不安を抱く患者へのアプローチ
ストレス管理の原則
アルコールを乱用する患者へのアプローチ
頭痛を訴える患者へのアプローチ
睡眠障害を訴える患者へのアプローチ
めまいを訴える患者へのアプローチ
疲労を訴える患者へのアプローチ
さまざまな身体症状を訴える患者へのアプローチ〔ほか〕
著者等紹介
兼子直［カネコスナオ］
弘前大学医学部神経精神医学教授
福西勇夫［フクニシイサオ］
東京都医学研究機構・東京都精神医学総合研究所リエゾン精神医学心身医学研究部門・部門長
佐藤武［サトウタケシ］
佐賀大学保健管理センター教授
小泉俊三［コイズミシュンゾウ］
佐賀医科大学総合診療部教授・附属病院副病院長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
