出版社内容情報
《内容》 基礎医学の進歩により神経科学も目覚ましく発展している中、神経系臨床医に必要とされる関連領域の学際的知識が得られるシリーズ。痛みの神経機構、痛み認知機構の最新の進歩、痛みに関するトランスミッター/受容体などの分子レベルのアプローチや、鎮痛薬開発の現状と展望、片頭痛の分子生物学(カルシウムチャネル病)など、「痛み」に関する現在の主要問題点を網羅。 《目次》 痛みの科学 痛覚の意義と除痛法の変遷/痛み認知の神経解剖/他 症候としての痛みの機序と治療 頭痛/末梢性疼痛/視床痛/幻覚痛/他 外科的除痛術 感覚上行路遮断術/脳脊髄刺激療法/他 癌の除痛-WHOの治療基準 ペインクリニックの技法上の進歩 漢方医学からみた痛みの機序と除痛 鍼灸治療/他 鎮痛薬開発の現状と展望 トピックス 片頭痛の分子生物/低髄液圧症候群/痛みとプロスタグランジン/他
内容説明
本書は、特に、痛みの神経機構、痛み認知の機構の最新の進歩、侵害性/非侵害性痛み経路の意義、痛みに関与するトランスミッター/受容体およびその関連物質としてのカルシウム結合蛋白といった分子レベルのアプローチ、臨床家にとり日常悩まされる鎮痛対策として、鎮痛薬開発のストラテジー、脳外科的徐痛法の新展開、最後に頭痛のトピックスとして、片頭痛の分子生物学(カルシウムチャネル病)など、進歩が著しいテーマを含んだものを中心に編集した。
目次
1 痛みの科学
2 症候としての痛みの機序と治療
3 外科的除痛術
4 癌の除痛‐WHOの治療基準
5 ペインクリニックの技法上の進歩
6 漢方医学からみた痛みの機序と除痛
7 鎮痛薬開発の現状と展望
8 トピックス