コーポレートガバナンス―米国にみる『企業価値』向上のための企業統治

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  • サイズ A5判/ページ数 139p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894716728
  • NDC分類 335.253
  • Cコード C3034

出版社内容情報

企業による不正事件を防止し、利益追求だけでない責任ある企業の振る舞いが、昨今強く求められています。とくに不正会計が招いたエンロンの破綻以降、日本でも「コーポレート・ガバナンス」について社会全体から、より一層の注目が集まるようになりました。本書では、「コーポレート・ガバナンス」の概要と、そうした最新のアメリカのケーススタディが盛りこまれているのが特徴です。具体的な事例を通じて読者は「コーポレート・ガバナンス」についての確かな知識を身につけ、現在の企業をとりまく実際的な問題を考察できるようになっています。

各章ごとには分かりやすい事例をもうけているほか、確認問題と演習問題が含まれ、また巻末の参考文献も充実しているので、大学の学部や大学院、MBAでの「コーポレートガバンス」コースのテキストとしても最適です。

目次

第1章 株式会社の構造
第2章 経営者のインセンティブ
第3章 会計と監査
第4章 取締役会
第5章 投資銀行
第6章 証券アナリスト
第7章 格付機関
第8章 証券取引委員会
第9章 株主行動主義

著者等紹介

キム,ケネス・A.[キム,ケネスA.][Kim,Kenneth A.]
ニューヨーク州立大学バッファロー校教授(ファイナンス理論)。主な研究分野はコーポレート・ファイナンス理論、コーポレート・ガバナンス、行動ファイナンス理論。1998年と1999年とにワシントンDCの米国証券取引委員会においてfinancial economistとして仕え、M&Aに関わる規制を含むさまざまなコーポレート・ファイナンスの問題に取り組んだ。また、クアラルンプール証券取引所のコンサルタントでもある。エクアドル、香港、日本、韓国、タイ等の世界各国においてさまざまな学会に所属し、教育分野においてさまざまな賞を受賞している

ノフシンガー,ジョン・R.[ノフシンガー,ジョンR.][Nofsinger,John R.]
ワシントン州立大学教授(ファイナンス理論)。投資心理学と行動ファイナンス理論の分野において世界において主たる専門家である。Financial Management Association,Chicago Quantitative AllianceとPACAP conferencesにおいて彼の研究は優秀論文賞を受賞した

加藤英明[カトウヒデアキ]
1950年愛知県に生まれる。神戸大学大学院経営学研究科教授

平元達也[ヒラモトタツヤ]
大和証券SBキャピタルマーケッツ(現、大和証券SMBC)株式会社、投資銀行開発部、コーポレート・ファイナンス部において、一貫して企業に対するファイナンス、M&A等の提案、アドバイザリー業務の提供に従事。その後、みずほ証券株式会社に移籍。現在は同社投資銀行グループにおいて、ヴァイス・プレジデントとして引き続き企業に対するファイナンス、M&A、買収防衛などの提案、アドバイザリー業務に従事している。2002年、筑波大学大学院経営・政策科学研究科にて経営学修士取得

高山純一[タカヤマジュンイチ]
2001年米ミシガン大学アナーバー校(University of Michigan,Ann Arbor)卒業(経済学専攻)。大和証券SMBC株式会社投資銀行本部コーポレート・ファイナンス部を経て、現在は米タイヨウ・パシフィック・パートナーズにてアナリストとして勤務。同社は米WLロス&カンパニーと共同で米タイヨウ・ファンドを運営。米タイヨウ・ファンドは、米カルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)を主要投資家とするコーポレート・ガバナンス・ファンドである
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