内容説明
奥州三善藩で、奸計により次席家老が斬殺された。現場に居合わせた藩士鈴鳴喜兵衛は、刺客を討ち果たすも、下手人の濡れ衣を着せらせ、藩を逐電することに。さらに討ち果たされた刺客の子弟が、父の敵と喜兵衛を付け狙う。敵持ちにもなってしまった喜兵衛だが、ある日、能面師が狼藉者に襲われていたのを救ったことが切っ掛けで、直参旗本榊原家の用心棒となった。榊原家では、夜ごと鬼面の曲者が現れ、お家に仇をなすという。曲者の正体と目的は何か?痛快剣豪時代劇、奸物斬るべし。
著者等紹介
中里融司[ナカザトユウジ]
1957年東京生まれ。武蔵大学卒。銀行員を経て漫画原作者に転身。1994年、学研歴史群像大賞を受賞『坂東武陣侠―信長を討て!』で作家デビュー。歴史小説、戦記小説など多彩な分野で活躍
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