ランティエ叢書
芝居の媚薬

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  • サイズ A6判/ページ数 292p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784894560864
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

考えれば考えるほど殺人にしか到達しない思考が、人間の顔をもっとも美しく知的にするということは、驚くべきことである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃっぴー

10
芝居・歌舞伎・映画に関する評論やエッセイ。映画で高倉健さんでさえデクノボウに見えた鶴田浩二評が興味深い。小説だけでなく演劇評論も凄いのだ。2019/12/12

唯誠

6
演劇評と映画評を中心に編集され、その時の時代背景やトピックスにも至る…エッセイ。小説とは異なり、好き嫌い分かれるところが本中のいたるところに…あったりもする。 三島由紀夫という明晰な思考と文章に裏打ちされ、時代に対しての批評とも受け取れる箇所が多々あり、今日では差別的とされる語句や表現も多々。 さまざまな批評は…いまの時代にも通じるものがある。 2018/07/20

i-miya

1
ペン・ペンシル・ポイズン、マイエル『アンジュラ・ボルジェ』(岩波文庫)、戦後文学、内容偏重、形式蔑視、ホフマン・スタール、演劇とはスキャンダルだ、鶴屋南北『独道中五十三駅』、加藤道夫氏の自殺、玉三郎君、少年「時分の花」、老年「まことの花」、六世、中村歌右衛門、江戸歌舞伎、助六、ラディゲの小説『肉体の悪魔』妹尾河童の装置をほめる、花田清輝(極左)と三島由紀夫(極右)『鏡子の部屋』南方熊楠、折口信夫に夢中吉田健一邸「鉢の木会」火宅三車・・・羊の車、鹿の車、大牛の車、伊藤熹朔(きさく)の装置、1958.06 結2006/10/16

なめこ

0
三島由紀夫の演劇や映画にまつわる評論・エッセイが収録されている。読んだことのないものばかりだったのでおもしろかった。三島は小説より戯曲や批評の方に才があった(もちろん小説もすばらしいけれど)、というのはよく聞く話だけれど、本人が一番そのことを感じていたのだろうなあと端々からかんじられた。2017/01/24

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